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12月4日にイグチ楽器店で行われたマリオネットのインストアライブに行ってきました。
感動が冷めやらぬうちに感想を書いて感動を残しておこうと思い、このブログに書き込みます。

チケットは30人までとなっていたのですが、それより少ないような気がしました。
演奏前に紙コップでドリンクをいただきました。私は赤ワイン。驚いた事に演奏席にマネージャー
の海井氏が紙コップを二つ置き、白ワインを注ぎました。マリオネットのお二人が来られると、
美味しそうに飲み込んで、演奏が始まりました。リラックスして演奏するにはいいようです。
何故かマリオネットの音楽にはお酒が合うのですね。

曲の順番はハッキリと覚えていませんが、弾いた曲は順不同にあげると

ポルトガルギターがメインな曲は
光の中で、暗いはしけ、Sacay、CM曲南蛮コリドー、光影礼賛
それともう一曲日色さんの朗読でよく弾いたという曲(残念ながら曲名忘れ)

マンドリンがメインの曲は
神戸から帰るとき、花の葬列、せせらぎの小道、もどり猫のシャンソン、
日曜はダメよ、蘇州夜曲、CM曲南蛮マンドリーノ

以上だが、聞き慣れない曲名があるだろう。今回は12月20日発売されるCDに収録された
曲がメインだからだ。ライブで聴いてもらって、CDの売り上げにつなげるという狙いのよう
だ。確かに魅力ある曲満載で、まんまと彼らの術中にはまっていく私なのだ。

新曲の感想
光影礼賛。マンドリュートとポルトガルギターが対比的に絡み合って、ちょっとバロッぽくも
ある情熱的な曲だ。いつものようにマンドリュートが伴奏という感じでなく、対等に歌ってい
るので、マンドリュートの旋律と豊かな響きに酔える。これはお勧めの曲だ。

せせらぎの小道。曲名通り爽やかな雰囲気の曲だ。あまり癖のない曲なので万人向き。合奏に
編曲するといいかもしれない。

もどり猫のシャンソン。ちょっとコケテッシュな雰囲気で、「お嬢様の秘密」のように右手の
ピッチカートも入るちょっとお洒落な曲だ。絶対女性の人気の曲になるだろう。

なおCM曲の南蛮マンドリーノは今月の奏でるマンドリンに楽譜が掲載されるようだ。ちょっと
軽めの小品なので試しに弾いてみるのもいいだろう。

新曲以外の曲だが、さらに熟成され上手くなったという感じがした。ポルトガルギターもマンド
リンも音が本当に生き生きしていて、見事に歌っている。特に今回Gelasて凄い楽器だなと
改めて感じてしまった。本当に艶のある音色、深い響きを見事な技術で弾きだしてくれています。

「花の葬列」を夏頃から練習しているのだけど、近くで演奏を見て、右手の弾き方の参考にも
なりました。やはり聴くだけでなく、見る事も必要ですね。

ポルトガル風フラットマンドリンもどんな風に弾くのか興味あったのですが、やはり「日曜は
ダメよ」で使用していました。やはりフラットだと甲高く響くのでこういう曲の方が合うだろ
うな。

恐らくオフィスマリオネットのもくろみによりCDを買う羽目になるのだろう。さらにマリオネットの魔法の音楽に迷い込みさすらう事になるだろう。そうしたら、やはり自分も弾いて酔いしれたいと感じてしまう。楽譜の出版も待ち遠しい。