


一つはDomenico Ventarola、デ・メリオスタイル。
もう一つは上級仕様のStridente。
Domenico Ventarolaは昨日ヤフオクに出しています。
Stridenteの方は上級仕様です。と言っても過去に私が入手した
ものに比べると上級ではないが↓
http://blogs.yahoo.co.jp/altezza80jp/54806063.html
Stridenteは当時大メーカーで、かなり製作されたらしく、海外
では多く流通しています。定番化されたモデルもあるけれど、かなり色々
な仕様、モデルのものが残っています。私も何台も入手した経験があるが
これほどバラエティに富んだメーカーはない。恐らく生産量という見方か
らすると、当時のナポリではデ・メリオと並び最大規模のメーカーだった
と思います。
ただ、ほとんどは量産モデルが多い気がします。今回のはペグはカバーの
付いたもの、ポジションマークはヴィナッチャの上級品のように円錐形、
ピックガードには唐草模様の見事なインレイ、リブの周りにはバインディ
ング、という風で、最近ヤフオクでなぜか高値で落札される量販モデルと
は違うものです。表板も非常に木目がきめ細かい板を使っています。
違いのある部分が判らない人が多く本当に残念です。過去に入手した彫り
込みのStridenteなんか、たった7万位で落札でした(上の)。
ところで、今回のStridenteは、刻印があります。
JF.Stridente.Napoli
またラベルには直筆の独特なサインがあります。○が4つ並んだような意味
不明のサインです。
このように刻印もサインも両方あるものは、やはり量販モデルには見かけま
せん。
今回の楽器、少しのリブの剥がれはあるが、ネックが真っ直ぐで割れもなく
演奏可能なように見えます。弦を張って弾いてみようと思っています。
<10月15日追記>
ヤフオクに出しているDomenico Ventarolaはネックの反りを
除けば、非常に良い状態です。
ところで、ネックの反りの補正て素人には出来ないと思っていましたが、出来るのですね。
最近こんなブログを発見しました↓
http://homepage3.nifty.com/marble-net/works/repair1.html