久しぶりにオールドマンドリンの話です。
Gelasのボウルとフラットが両方間もなく到着します。

Gelasのフラットマンドリンは結構現存していて、流通している数から
想像すると、作られた数はボウルより多いか互角でないかと感じるようにな
りました。

フラットもボウルも手掛けたメーカーは、過去にもありますが、どちらかを
メインに作って、片方は片手間ていう感じの所がほとんどだと思います。
たとえば、アメリカのマーチン社はボウルも作りましたが、メインはフラット
です。ナポリのCristofaroなんかもフラットのものを稀に見かけま
が、多く流通しているのはボウルです。

Gelasはそういう意味で過去現在も含め特別な存在のようにも見えますが、
作っても売れなければ、作り続ける訳がないのです。Gelasのフラットも
ボウルも当時のフランスで両方評価されてた証でしょう。

実際に両方弾いてみれば、互いに捨てがたい魅力を感じるでしょう。

フラットのGelasは、トレモロの響きがやや物足りないのだけど、溢れん
ばかりのパワーは魅力です。過去に何台か持っていて、今はないのだけど、ま
た弾いてみたい気持ちです。

フラットは1927年製、ボウルは1931年製です。

あと1週間か10日もすれば、紹介できるでしょう。