
彼らが投稿する写真を見ると、本当に欧州の西側(スペインポルトガル)とべネゼエラ
やブラジルといった中南米のマンドリン合奏団は圧倒的にポルトガル型マンドリンを
使用している人が多いと感じます。
イタリア系のボウルバックを使用している人もいるのだけど、少数。イタリアへの
対抗心があるというより、ポルトガル型マンドリンの発祥地がポルトガルだった
という地勢的なものなのでしょう。
もともとポルトガルマンドリンとかポルトガルギターの源流はシターンなのです。
リュートが源流であるマンドリンとは、系統が違うのですが、同じように今では
扱われているのは、不思議な感じがします。
日本はイタリア系マンドリンが昔から根付いているので、ポルトガル型マンドリン
を使う人なんかほとんど皆無ですが、ポルトガル型マンドリンもイタリア系にない
良さもあります。トレモロは弾きづらいのですが、音の輝き、透明感といったもの
があり、日本でも使用する人が出てくるといいと思うのですが、村八分にされそう
で、とても合奏の時持参できる人はそういないでしょうね。
写真はOrdenTerraza Orquesta de Plectroというスペインの合奏団のものです。
マンドラなどもポルトガル型なのがお分かりでしょう。
<9月8日追記>
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ポルトガル型マンドリンの魅力がこれを聴けば判るでしょう。
https://www.youtube.com/watch?v=JWvhdLsYApI