







現物を確認したいという意識から抜けられない。もう病に近いかも。
今回は非常に初期のマンドリン。1910年製
私が手に入れたものの中では一番古いGelasだろう。
いろいろ見ているが、これより古いGelasのマンドリンはお目にかか
った記憶がない(ネット上でも)。
1914年のGelasは普段愛用していて、これと大差ないものと
思っていた。ちょっと見ると外観は似ているし、、、
正直言って、これより早い時期のもので、楽器としては未熟な部分がある。
やはり改良を加えていったのだろう。上の二つの楽器を比較して思った。
何が未熟なのか?
弦高が高いのである。最初ブリッジの剥がれ、浮き上がっているのが原因だと
思ったが、それだけではなく、ブリッジのサドル部分が高い。指板も薄い。
1914年のと比較してみれば、一目瞭然である。
胴体もやや幅広で、しかも胴が表板の外に飛び出て、少しはみ出している。
まだ、製作自体慣れてない段階だったのだろう。
こういう不備も改良し続け、徐々に完成形に近づけたのだろう。
そういう意味では、Gelasの歴史を語る上で、価値ある一品である。
ブリッジ替えと指板の調整が必要だが、音は1914年と同じように艶のある
音を出すと思う。
<5月27日追記>
気になったので、再度調べたが、やはり1909年のGelasマンドリンは
見かけない。ただマンドリュートなら1909年製はありました。
ご存じマリオネットの吉田氏のです。
1907年にボルドーでGelasの楽器は金賞を獲得しているので、恐らく
マンドリン系でないにしろ、1907年頃の楽器は存在するはずなのだが、
ネット上では確認できないという事は、あまりまだ作られてなかったのだろう。
<6月5日追記>
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