
私の世代では、何と言ってもカラーチェマンドリンアルバムの編集者という事に
なる。私の学生時代ちょうど出版され、非常に嬉しく思った記憶がある。普通な
ら手に入りにくいカラーチェの楽譜をきちんと編集し、公開なさった功績は非常
に大きいと思います。
ところで、カラーチェマンドリンアルバムと言えば、すぐに頭に思い浮かぶのは
あの楽器、表紙をめくると、次に出てくる楽器の写真。1925年作の見事な装飾
のカラーチェ。日比野氏所有でべっ甲製のもの。あの楽器はどうなっているのだろ
う?非常に美しい楽器で、妖精か天使が持っても似合うような感じの楽器だ。持ち
主が亡くなっても、楽器は残る。大事に後世まで受け継がれて欲しいものだ。
最近イケガクさんのホームページを見たら、パストラルファンタジ-クラブという
のが目にとまった。何のこっちゃ?と見たら、藤掛氏主宰の通信レッスンだった。
DVDと教本が送られてきて、会費は月3千円。(指導する内容は藤掛氏作曲の曲
が中心。)そこまでなら、通常の通信教育とかわりないのだが、受講者が集っての
合同練習や演奏会も考えているとの事。確かに、事前に楽譜を渡し、細かく指導す
れば、見知らぬ同士でも、それなりに演奏会は開催できるだろう。
見知らぬ同士が一時的に集まって演奏会を開くというのは、他のジャンルの楽器で
はすでに当たり前になっている。マンドリン界もそろそろそういう動きがあっても
いいかもしれない。練習の時間や場所の制約もなく、組織的な束縛もない、自由な
雰囲気で参加できる。ネットが普及してきたので、こういう演奏会は可能だし、今
後増えていくだろう。アマチュア同士だって、楽譜を事前にダウンロードできるよ
うにし、YOUTUBEに模範演奏を事前投稿した上で、演奏会の場所と時間を公
表すれば、可能なはずだ。演奏会の主旨と演奏曲に賛同できれば、誰でも参加OK
の開かれた演奏会なら、私も参加したい。
パストラルファンタジークラブの案内ページはこちら↓
http://www.fujikakemusic.com/PFC.html
藤掛ファンにはいい企画でしょうね。
ちょっとこれは何?
パストラルファンタジーの楽譜の見直し?だって!
藤掛氏ご自身が思うなら改訂もありでしょう。
http://www.fujikakemusic.com/PFC-History.html
それにしても花子の横内氏の依頼がきっかけで藤掛氏がマンドリン曲を作り始めた
とは意外でした。http://6118.teacup.com/kenjinaruse/bbs/793