



まずVinaccia、アメリカから来ました。
アメリカ向けのVinacciaは質の悪いものが多いのですが、これはいいですね。
リブは25枚、リブ周りに外枠も付いているし、木材の材質も抜群です。修復歴があ
り表板のクラックの直しがあったりしますが、よくあるリブの剥がれもなく、ネック
も真っ直ぐ。フレットはあまり消耗してないので、それ程使われていないようで、小
傷やうち傷はほとんどないです。
オリジナルの状態なのに、綺麗なままというのが、いいですね。
ブリッジも指板もオリジナルのまま。テルピースの弦留めの棒も3本までオリジナル。
これは貴重な楽器です。
ただ、到着して気づいたのですが、サウンドホール周りが少しへこんでいます。
写真では分からなかったのですが、、、、オールドではよくある事です。
まあ、弾けるなら許容範囲でしょう。試しに今日弾こうとしたら、古い弦なので、E
線が切れてしまいました。DG線の深みのある音はいいので、期待できます。
この楽器はしばらく置いて弾いてみようと思います。
とりあえず売却とか考えてません。
Embergherの方
ドイツから来ましたが、ケースに「ハンブルグマンドリンオーケストラ」のステッカー
が付いていました、この団体に所属する人のものだったようです。
オーケストラモデルNo1だと思いますが、使われているメープルの材質も仕上げも
よくさすがEmbergherと思わせるものがあります。ネックは真っ直ぐです。
ただ、リブの剥がれが著しかった為かリブの修理跡が多く見られます。リブの修理の
為かラベルがありません。ただ、Embergherの場合刻印があるので、正真正銘
のEmbergherである事が証明できます(たて琴のマークにーROMA-)。
リブの修理が上手ければいいのですが、かなり下手で、ボウルが歪んでいます。これ
が残念です。
弾いてみましたが、軽い音ですね。よく言えばクリアな音なのでしょうが、こういう
音は好みません。エンベルガータイプのマンドリン多くなっているのですが、みんな
こういう軽い音になっているのが気になります。私のように叙情的な曲をトレモロで
弾く事を好む人間には合わないかもしれません。どちらかというと単音のみの曲とか
の方が、この楽器には合うと思います。そういう意味で、単音合奏好みのドイツ人が
Embergher信奉者になるのが分かる気がします。
それと、Embergher弾いてて感じたのですが、ネックが細過ぎます。弾きや
すさを考慮して、この細さにしたのでしょうが、重音を弾く時など、左指が隣の弦に
当たり、音がぶれたりしてしまいました。見た目はスマートですが、実用的ではあり
ません。Egildoくらいの太さがちょうどいい感じです。
このEmbergherは、あまり弾く出番がないと思うので、ヤフオクに出します。
ラベルもないし、修理も上手くないので、あまり高くしません。この楽器で儲けるつもり
はないですね。
明日夕方にでも出品しようと思います。
(考えてみると、同じ楽器でも木管楽器や金管楽器はラベルがなく、刻印のみです。そ
う考えると、ラベルがないだけで違法商品扱いにはできないでしょう。しかもこの
楽器はEmbergherの特徴が随所にあります。
ピックガードの形、ポジションマークの位置大きさ、力木の傾斜など)
一時的ですが、弾ける5大名器が揃ったので、記念写真を撮りました。
どれも個性的な顔立ちです。最上級モデルなんかなく、中堅モデル以下のものばかり
ですが、この辺のものが良くなかったら、これらのメーカーに対する名器信奉はやめ
た方がいいかもしれません。100台のうち99台は悪く、1台だけいいなんてメーカー
は失格でしょう。どの楽器も、そのメーカーのポリシーがつらぬかれていなければいけ
ないはずです。
<12月19日追記>
Embergherをヤフオクに出品しました。即決78000円です。↓
http://page9.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/k136710869
アクセス総数4で終了しました。ちょっと安かった?
でも、高く売って後でうらまれるは嫌です。本当に儲けはないが、それでいいのです。
愛好家なので良心的にならざるを得ません。