マリオネットのCD「エグゾチカ・ドラマチカ」では前回話題にした
「ディスコ・モスクワ」と対照的な曲がある。

「舞い落ちてきた天使」である。非常にメランコリーで暗い感じの曲
だ。「ディスコ・モスクワ」の前の曲なので、両方共印象に残ってし
まう。この曲戦争の事を主題とした曲で平和を願う曲だそうだ。吉田
さんが作曲したが、題名は湯浅さんがつけたそうだ。この曲に湯浅さ
んの歌詞も付けた女性合唱版もあるようだ。

これは暗い曲なので、お勧めの曲ではない。あえて聴きたいとは思わ
ない曲だが、耳に残って繰り返し頭の中で再生されてしまうような曲。
それだけ美しく印象に残ってしまう曲なのだ。

マリオネットには珍しくメロディを普通のトレモロで流す曲で、マン
ドリン愛好家なら誰でも弾けるようなシンプルな曲だ。技巧的に難し
くないので、素人でもある程度感動させる事ができるだろう。

YouTubeにお勧めの動画がある。Yoshikoさんとか言う
人で、なかなか綺麗に歌わせている。この曲以外にもG線上のアリア
とか古賀メロディとかをYouTubeに載せている。これらを見る
とギター伴奏の方は旦那さんで、二人が弾いている部屋は大きなスピ
ーカーや画架や絵がある「音楽室」兼「画室」らしい事が分かる。
とても二人の息が合っている事も特徴だ。演奏した直後にYoshi
Koさんも旦那さんもお互いの顔をうっとり見る目が印象的だ。

この曲も「ディスコ・モスクワ」と同様いつか弾いてみたい曲だ。

<2012年2月3日追記>
You Tube昨日見ていたら、Yoshikoさんが宇佐ギター
マンドリンクラブの演奏会で弾いているのが見られました。どうも
宇佐マンドリンのトップ奏者のようで、旦那さんもメンバーなようだ。