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最近入手したEgildo1929年に付いていた古い錆付いた弦2本を取り
除き、新しい弦に張替え、今日弾いてみた。

素晴らしい!音量はGelasを上回り、恐らく最近手放したEmbergherと同
程度で、よく鳴る楽器だ。
音色もEmbergher程硬くない。Gelasに近い柔らかさ華やかさがある。
荒ららしいパワーと生真面目な硬さが印象的だったEmbergherとは違い、
私好みの音だ。手放すのが正直嫌になりました。仮に今回手放したとし
ても、近いうちに手に入れたい名器です。
Embergherの影響を受け、Embergherに似た作りなのですが、前回述べた
ように違う点(力木の付け方、胴内部の仕上げ)があり、これが音色の
差になっているように思います。Embergherと同じでは、何の進歩もあり
ませんし、独自性もないので、Egildoとしてはこれらの部分だけは違い
を持たせたかったのでしょう。

リブの継ぎ目が離れた部分があるのに、これ程よく鳴るのですから、きち
んと修理すれば、本当に素晴らしい楽器になるでしょう。

今回弦の張替え時に気づいたが、ブリッジの下に薄板を履かせている。
Embergherだけでなく、他の製作家には見られないもので、Egildoのこだわ
りが見える気がします。

それにしても、よく弾きこまれた跡のある楽器です。ピックガードの周辺
は傷だらけ、ピックでこすった跡も多数ある。このEgildoだけでなく、古い
未調整のオールドマンドリンには、このようなものが多いですね。
古い国産マンドリンでは、こういう弾きこまれた跡があまり見られないので
どんな風に当時のヨーロッパの人々が弾いていたか気になるところです。
感情を込め、パワフルに激しく弾いていたに違いありません。国民性の違い
もあるかもしれないのですが、引っ込み思案の日本人は見習う点があるので
はないでしょうか。

ところで、このEgildoやGelasには元々オリジナルの皮製の肘当てが付いてい
ます。いつも弾いていて思うのですが、鼈甲や木製あるいは金属の肘当てと
違い、違和感なく腕にしっくり密着し、非常に弾きやすく感じます。
今製作されているマンドリンには、このような肘当てがないのが残念です。
inacciaやEmbergher、Calaceの形や素材を真似たものばかり。
皮職人の協力をもらって、皮製の肘当てを付けたら、一味違うお洒落なマン
ドリンになると思うのですが、、、。

このEgildo手放すべきか、手元に置くか、この1週間くらいで決めたい
と思っています。売るなら、このボーナス時期がいいでしょう。売るなら、今月
末までには出品します。手に入れたい方は、ボーナス使わない方がいいかも?

そうそう掲載した写真でお気づきの方いるかもしれませんが、サウンドホール
の奥にラベルが見えない?と思うかもしれません。このEgildo、通常の
ラベル位置より下の方にラベルが貼られています。正真正銘のEgildoで
すので、ご安心を。