



なんとソプラノとギターマンドリンのアンサンブルのコンサートが開かれるところだった。
休日で、特に用事もないので、土曜の昼下がりの音楽を楽しんだ。
しかもイタリアの歌曲である。
ピアノよりもさらにリラックスして聴けそうである。
実際、聴いてみると、ピアノよりしっくりくるものがあった。
演奏家・プログラムは写真の通りである。
ソプラノの矢野めぐみさんはオペラでも活躍されているそうでかなりのベテラン
のようである。お歳は60前後のようだが、声は素晴らしい輝きに満ちていて、
とても若々しい。
マンドリンの下浦氏両名は夫婦で、5年ほど前まで、アンサンブル・パストラーレ
というマンドリンアンサンブルを主宰していたようである。今はレモンの会とかい
う団体を主宰しているようです。コントラバスの方は息子さん?でしょうか。
開演後の小品をまず聴いて、矢野さんの実力に驚いた。
的確な音程、微妙ばビブラート、自在な強弱、、、
普段オペラの脇役として活躍されているようだが、たいしたものである。
特にカッチーニのアベマリアが良かった。感動的で本当に涙が出たし、涙が出そうだ
というお年寄りも何人かいた。
まさに自分の持ち歌にしているという感じがした。機会があったら、何回でも聴かせ
ていただきたい。
100人足らずの小ホールだが、天井が高く、マンドリンの音が拡散し、矢野さんの
声量とはバランスがとれていない気がしました。もう少し前に出る演奏でもよかった
でしょう。時間が許せば、開演前に誰か客席にいて、バランスをチェックするなどし
た方がよかったかもしれません。演奏する側は意外と分からないものです。
実は、10数年前、同じホールで、ベルリンフィルのメンバーによるピアノ三重奏を
聴いたことがあります。その時のバイオリンやチェロ、ピアノの音より、今回のソプ
ラノの音量の方がはるかに、はるかに大きく圧倒されました。なので、マンドリン3
本で、普通に立ち向かっても、かすんでしまうのです。
マイクを使うという手もありますが、それ程まででもありません。演奏技術でカバーす
るか、マンドリンの数を増やすなどすべきでしょう。
声楽家と共演しようと考えているマンドリンの団体の方がいたら、以上の事をしっかり
頭に入れてください。
そうそうコントラバス、とギターは好演でした。
ギターの横山さんが全て編曲したらしいが、編曲もよかった。
ただ1stマンドリンが少し音がはずれる場面がありました。歌が良かっただけに惜し
まれる気がしました。共演者との練習時間が十分とれない等の理由があったので
しょう。次回期待したいです。