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前回話しましたが、イタリアオールドマンドリン全盛期のものは、製作者毎に特徴
のあるブリッジを本体に付けています。

インレイや金具等は外注したり、既製品を使用したり出来ますが、ブリッジばかり
は本体の楽器がないと作れません。それに音を左右する大事な部品なので、製作者
自身が作ったと考えるべきだと思います。だから、製作者毎に特徴のあるブリッジ
が生まれたのでしょう。
形も素材もいろいろです。今日では、黒檀がほとんどですが、いろいろな材料で製
作されています。

インレイや金具は本当に同じものが、異なる製作者のマンドリンに使用しているの
を見かけます、しかし、ブリッジは千差万別です。

現存するオールドマンドリンのブリッジを見ると、その製作家の技巧や造詣感覚が
感じられます。見ているだけで、楽しくなります。

オールドマンドリン本体を数多く集めるのは、資金的スペース的に限りがあります
が、ブリッジのような部品を収集し、コレクションするのは容易ですし、面白いかも
しれません。

写真のものはChccheriniのものです。

そうそう、今度手元に到着するノーラベルは、実はVinacciaのそっくりさんです。
このブリッジは非常に素晴らしいのです。
到着したら、公開します。