
他のマンドリン愛好家の方が私のオールドマンドリンを見せて欲しいと請われて、
手渡す、その瞬間「あ、軽い!」と言われます。
その方達は、国産か今のカラーチェを愛用されている方々です。
どれぐらい軽いのか?どうして軽いのか?
バイオリンではストラディなど名器は軽いと言われているが、マンドリンでは?
いつも気になっていました。
今日うちの奥様が外出したスキに料理用のハカリで量ってみました。
手持ち7台のオールドマンドリンのうち、4台量りました。
料理用の1Kgまでのものですから、あくまで概算ですが参考までに、、。
結果は
Vinaccia1895年が約550g
Calace1925年が約600g
Stridenteが約450g
Chccheriniが約650gでした。
皆さんの楽器は何グラムですか?
と言っても、カタログには大きさが記載されていても、重量までは書いていないし、
ご自分でわざわざ量る人もいないでしょうね。
恐らく今の国産等多くのものは、650gから700g前後だと思います。
今のCalace15bisとCalace1925年を同時期に所有していた時がありました。
比較してみて、それまで持っていたCalace15がひどく重く感じた記憶があります。
恐らく600gに対して700g位あるのでないでしょうか?
700gだとバイオリンでは重くて、アゴで保持しにくいようです。
マンドリンは、その点座って抱きかかえる訳ですから、重さを気にする人が少ない
のです。しかし、軽い方が弾きやすくはなると思いますし、昔のように立って弾く
にも好都合です。
いつも触ってみて軽いとは思いましたが、量ってみて、それが明確になりました。
でもなぜ軽いのか?
もちろん木が枯れて、水分が抜けた事もあると思いますが、それだけでは説明がつき
ません。やはり現代のものと作り方・構造上の違いがあるようです。
立って弾く機会もあったので、わざと軽い構造にしたという見方もできます。
私の持っているもので、一番軽いのは、Stridenteです。まだ残る3台を量っていま
せんが、持った感触でこれが一番軽いと判ります。非常に軽いのです(約450g)。
楽器全体の大きさは、今のものよりいくらかは小さいのですが、それほど大きな違い
はありませんから、持った時の衝撃は大きいですね。
外見上で、どこが違うかと言えば、表板の薄いこと、ネックの断面が三角形である事
くらいで、それ以外どうして軽いのか説明する事が出来ません。分解して比較しなけ
れば判りませんが、今のものより部材がスリムになっている気がします。
薄くて軽いせいか、驚くほどよく鳴ります。今日も弾きましたが、弾いていて元気に
なりました。もちろん、あまりに軽くすると音にも影響が出てくるかもしれません。
このStridenteよく鳴りますが、もう少し繊細な音の深みがあればという感じです。
Vinacciaの550g、このくらいがBESTなのかもしれません。
このVinacciaの大きさは今の楽器とほとんど変わりませんから、きっと誰でも持った
瞬間軽いと感じるはずです。
マンドリンでも名器は軽いと言えるのかどうか?
御三家の一つでマンドリンのストラドと言えるEmbergherは持っていませんので、量れ
ません。どなたか量って報告くだされば面白いと思います。
10月30日追記
もちろん、楽器の大きさとか装飾の付き具合とか、楽器の作り(リブ彫りこみ、彫りこみなし等)
とか皆違うので、単純比較は出来ませんが、こういう事誰も調べた事ないのではないでしょうか?
単純比較は出来ないのは承知ですが、いろんな楽器を調べる事で、当時の製作家が生み出そうと
していた音や様式が少しでも解明できる糸口になるのではないでしょうか。
11月7日追記
こもんパパさん、romiromimandolinさんのおかげで、EmbergherやクラシコAの重量が判りました。
このブログを見られている皆さんも、ご自分の愛器の「体重」調べてみてはいかがでしょうか。
現在製作されている楽器とオールドの差に驚かれると思います。
よろしければ、コメント欄にて教えてください。ヤフー会員以外の方は、メールでご連絡いただ
けると嬉しいです。
製作家毎のマンドリンの「体重」、今まで調べて記録し、公表した人いないのではないでしょうか?
そういう意味で、今回はいい機会になると思います。