
オールドマンドリンには髭があります。髭?そう、僕には、そのように見えます。イタリアのオールドマンドリンのピックガードの多くは髭のような形をしています。サウンドホールが目、か鼻で、ブリッジが口とすると、どうしても、ピックガードが髭に見えます。多くは、ブリッジ付近の端の部分がギザギザで、まさに髭そのものです。サウンドホール周りのインレイは、製作家が違っても同じ形のものが見受けられるのですが、この髭に関しては、よく見ると製作家毎違いがあるという事を最近気づきました。同じ製作家でも年代やモデルによって髭の形を変えています。髭の特徴を製作家毎にとらえれば、鑑定は容易になるかもしれません。師匠と弟子でも、形が違います。弟子の方は、師匠に気を使ったのでしょう。たとえば、VinacciaとStoridenteを比較すると、一見同じように見えるのですが、違うのです。こういう風にみると、オールドマンドリンの興味は尽きません。
写真は以前所有していたStridenteの髭部分です。
最近のマンドリンには、こういう「髭」のようなピックガードが付いているものは見かけません。
やはり、当時は男性の髭が流行していたからなのでしょうか?