僕は相当な方向音痴だ。

不案内な土地を歩いていると、ふと自分がどちらへ向かっているのか分からなくなることがある。

しかし、そんな僕でさえ「お前のほうが方向音痴じゃないか?」と疑いたくなるのが、7年前に購入した車に搭載されているカーナビだ。

わざわざ路地のような細い道を曲がれと言ってきたり、渋滞しているわけでもないのに、遠回りのルートを案内してくる。

案内された道があっているか?疑心暗鬼で使い続けることはストレスなので、今はスマホのグーグルマップを頼るようになっている。

グーグルマップは車載ナビを比べると、安心感が雲泥の差だ。この7年での技術の進歩には驚かされる。


歳をとってからの運転は注意力が散漫になりやすい。

 

案内されたとおりに進めば、目的地に到着できるのは有難い反面、さほど遠くない場所でも、どこをどう曲がったのかを覚えていられない。

年齢による記憶力の低下もあるが、毎回「曲がれ」と言われたところをただ曲がるだけでは、道順が記憶に残らないのも当然だ。

目的地に着けば問題ないといえばそうなのだが、車で30分程度の場所なら、カーナビに頼らず自分の記憶で行きたいものだ。


何か良い方法はないかと考えた結果、道路地図の本を買うことにした。

 

昔のように目的地までの道順を赤線でなぞったり、交差点に丸を付けたりするのが、僕のようなアナログ人間には一番なのではないかと思ったからだ。


たまには地図を広げて、ページをめくりながら道順を確認する時間も悪くないものだ。