MIT App Inventor 2を最近さわっているが、手続き「渡す」が謎だった。
手続きのなかの「渡す」ブロックについて自分なりに「こう使うんだぁ」、と思ったことを書いておきます。
多分「呼び出す」とセットで使う。
「渡す」のなかに処理したいことを書いておいて、「呼び出す」をその処理を行いたい場所にはめ込む。
下の画像で説明。
上の画像は2つのボタンの処理が書いてあります。ボタンは違いますが赤い括弧部分には、まったく同じ処理が書いてあります。
そこで赤い括弧部分を全てコピーして、渡すに同じ順で入れます。
「渡す」に名前をつけます。今回は”切りタイマーリセット”と名前をつけました。
そして、手続きのなかの「呼び出す」を持ってきて「呼び出す」の名前も”切りタイマーリセット”にします。
ここまできたら、
上の図の赤い括弧部分を消して、呼び出す”切りタイマーリセット”をそれぞれ消した場所にはめ込みます。
(上の画像には「渡す」”切りタイマーリセット”が無いですが、作ってあります)
渡す”切りタイマーリセット”を作って、赤い矢印部分に呼び出す”切りタイマーリセット”に変えた、出来上がり図。
矢印の場所で、「渡す」”切りタイマーリセット”の赤い括弧の処理が行われる。
やっていることは、
ある処理を別の場所に「渡す」のなかに書いておいて、それと同じ処理をさせたい場所に「呼び出す」を書く。
です。
利点はいくつかあって、同じ処理をさせたいときには、1つ「渡す」を書いておけばいつでも対応する「呼び出す」1行で済むので、見た目が短くなり自分が見やすい。
今回の私の場合隠れてはいますが、6つのボタンに同じ内容の処理を含んでいました。1つだけ「渡す」を作れば「呼び出す」を書いて終わりなので、非常にすっきりし見やすい。
そして、処理を書き換えたいときに、例えばボタンの色を白にるのをやっぱり赤にしたいな、なんてときも、「渡す」のなかを書き換えたら一括で変わることになる。
もう一つの利点だなと思ったのは、「渡す」に、処理の内容の名前をつけられるので、自分が分かりやすくなる。
「渡す」はとても優秀なブロックでした。
MIT App Inventor 2をかじり始めたばかりなのですが、やれることが増えるのは楽しい。
自分用のアンドロイドアプリはうれしい。