囲碁
6月15日一泊の第19回囲碁旅行が、九十九里浜・「かんぽの旭宿」で催された。参加者は、世話役の矢野君、眼が不自由で身体障害者3級の太田君、何年経っても囲碁の腕が上がらない竹内君、囲碁は打たないが旅行には参加する帆足君、それに私を入れて5名。宮内、西沢、永田、赤羽根の各氏は都合が悪く不参加。
当日朝、九時半頃家を出て、バス停のある青梅街道まで歩いて列に並んでいたら、やがてバスが来たので、胸のポケットに手をやるとパスがない。ズボンのポケットに財布もない。「しまった」と、家まで取って返し、これで10分時間を損した。原因は、家内と口喧嘩をしたからで、つい持ち物を身に着けるのを忘れてしまった。お勤めしている頃は、時々やって遅刻したりしたが、お勤めを辞めてからは珍しい。喧嘩の原因は、上さんが、出かける間際に、ズボンと上着の取り合わせが悪いの、靴下の色がおかしいのと色々云うからついかっかして、「いちいちうるさい!」と怒鳴って飛び出して来たからだ。汗かいて往復して予定の電車にやっと間にあった。
荻窪から御茶ノ水まで快速、御茶ノ水で千葉行き鈍行に乗り換え、千葉についたら反対側のホームに銚子行きの電車が待っていた。それに乗って旭という駅で降りる。旭は飯岡の一つ手前で、飯岡というと浪曲や講談で有名な天保水滸伝所縁の地、飯岡助五郎親分の縄張りで、笹川繁蔵、平手造酒などを相手に大利根川原の血闘(天保15年、1844年)を展り開げた処。
旭の駅で下車し、かんぽ行きのバスに乗り込む。殆ど貸し切り。10分程で「かんぽの旭宿」に到着。チェッインまで大分時間があるので、レストランで枝豆を摘みに生ビールを一杯。チェックインしてから早速矢野君を相手に碁盤を囲む。矢野君との碁は、夕食前に二局、夕食後に局、四局打って結局二勝二敗で終った。
でも実力七段の矢野君が私の碁を二段の力は十分あると云ってくれたのは嬉しかった。
私達が碁を打っている間に、眼の不自由な太田君が、一人で10階の展望風呂へ入りに行った。ガラガラと空いていたので、これ幸いと浴槽に飛び込んだら。向こうの方から「旦那さん、ここは女湯ですよ!」と中年女性の声。慌てて飛び出してきたと報告があり大笑い。帆足君が、「俺も眼が見えない振りをして行って見ようか」などと怪しからぬことをいった!!!