ふみあと旅行会 | 八海老人日記

ふみあと旅行会

 私が関係している「ふみあと旅行会」の今年の計画は韓国旅行である。同じ旅行会の仲間で、韓国の会社に勤務していた入山さんと言う方が世話役で、JTBの歴史探訪ツアーに参加し、釜山ー慶州ーソウルという3泊4日のコース。出発は5月7日(日)、参加者は私達夫婦を含め6名。ほんのちょっぴりといった感じの手軽な旅で、多くは期待できないが、兎も角初めて韓国の土を自分の足で踏んだという実感が得られれば満足と思いたい。


 考えて見ると、この年になるまで、韓国へ行って見ようなどと思った事は、殆ど無かったと言ってもよい。地理的に一番近い外国であり、歴史的にも、極めて深い関係にありながら、余りにも韓国のことを知らなさ過ぎた。学校で、ヨーロッパの歴史は習っても、韓国の歴史や日本との係わり合いなどについて、深く教わることは無かった。日本の古代に、大陸から、より高い文化を持った民族が、朝鮮半島を経由して日本に渡来したに違いない。出雲王国の先祖は韓国からの渡来民族だという説もある。しかし、日本を含むアジアの古代史に関する私達の知識は余りにも乏しい。


 2年前に会社勤めを辞め、大腸の手術で入院している間に古事記を読んでから、日本の古代史に少し興味を持つようになった。今年は、自分のため、家族のため、友人達のため、ブログをやるようになってから、歴史や世界の色んなことに改めて興味を持つようになった。韓国についてもっと知りたいと思ったのもその一つである。


 第一が言葉である。韓国語の文法は、中国語よりも日本語に近いと言われているが、文字は全く別である。例のハングル文字と言う奴を少しづつ齧り始めた。出発までには、簡単なあいさつくらいは出来るようにしたい。「アリラン」、「釜山港に帰れ」など韓国の歌も幾つか知っているが、韓国の歌は哀愁を帯びたものが多い。韓国の歴史は、虐げられた歴史が多かったせいかも知れない。