皆さんこんにちは。オールドシティです。

ラジオのニュース(飯田浩司のok cozy up )を聞いていたらインドで『ニパウイルス』により2人死亡という、聞きなれないウイルスの名前を聴き、気になったので調べてみたら、ヤバイウイルスという事が判明しました。





ニパウイルス(Nipah virus)は、コウモリからヒトへ、あるいはヒトからヒトへ感染する、致死率の非常に高いウイルスです。


今回はそんな『ニパウイルス』の要点をわかりやすくまとめました。

​1. 概要



​分類: ブニヤウイルス目ヘニパウイルス属に属するRNAウイルス。

​名前の由来: 1998年に初めて大規模な集団感染が発生したマレーシアの村、スンガイ・ニパ(Sungai Nipah)から名付けられました。
​致死率: 非常に高く、40%〜75%に達するとされています(WHO発表)。

​2. 感染経路



​主な感染源は「オオコウモリ(フルーツバット)」です。

​動物からヒト: ウイルスに汚染されたナツメヤシの果汁を飲んだり、感染した豚に接触したりすることで感染します。

​ヒトからヒト: 感染者の体液(唾液、血液、尿など)を介して家族や医療従事者に広がる「密接接触」による感染が報告されています。

​3. 主な症状



​潜伏期間は通常5〜14日(最長45日という報告も)です。

​初期症状: 発熱、頭痛、筋肉痛、喉の痛みなどのインフルエンザに似た症状。

​進行後: 激しいめまい、意識障害、さらに悪化すると脳炎(脳の腫れ)を引き起こし、昏睡状態に陥ることがあります。

​4. 治療と予防



​治療法: 現在のところ、ヒトに対する有効なワクチンや特効薬はありません。基本的には対症療法(症状を和らげる治療)が行われます。
​予防: 流行地では、野生の果実(特にコウモリの噛み跡があるもの)を食べないことや、手洗い・消毒の徹底が重要です。

感染率は高いのか?

結論から申し上げますと、感染力(人から人への広がりやすさ)は、インフルエンザや新型コロナウイルスなどに比べると「低い」とされています。
​しかし、「致死率」が非常に高い(40〜75%)ため、厳重な警戒が必要なウイルスです。

​1. なぜ「感染力が低い」と言われるのか



​インフルエンザや新型コロナは、咳やくしゃみなどの飛沫や空気中を漂うウイルスによって、比較的離れた距離でも感染が広がります。
一方、ニパウイルスは主に体液(唾液、血液、尿など)への直接的な接触」がないと感染しにくい特徴があります。

​主な感染ケース:
​感染者の看病をしていた家族
​適切な防護なしで治療にあたった医療従事者
​コウモリの尿や唾液が付着した果物を食べた場合

​2. 「R0(基本再生産数)」での比較



​1人の感染者が平均して何人にうつすかを示す指標(R0)で見ると、違いがはっきりします。

※流行の状況によっては数値が上がることもありますが、基本的には爆発的に広がるタイプではありません。
インド以外は流行していないの?



特にインド近くのバングラデシュではインドと同様に頻繁に発生しており、警戒が続いている地域です。

​現在の状況と過去の発生例を整理しました。
​1. 感染が確認されている主な国




​これまでに以下の国々でヒトへの感染報告があります。
​バングラデシュ 🇧🇩
​インドと並び、ほぼ毎年発生が報告されています。
​ナツメヤシの樹液(ジュース)を介した感染が多く、冬季(12月〜5月頃)に発生しやすい傾向があります。
​マレーシア 🇲🇾
​最初の発見地です(1998年〜1999年)。
​大規模な流行(265人感染、105人死亡)がありましたが、養豚場への対策を行って以降、20年以上新たな発生は報告されていません。
​シンガポール 🇸🇬
​1999年に、マレーシアから輸入された豚を扱っていた食肉処理場の作業員に感染が広がりましたが、それ以降の発生はありません。
​フィリピン 🇵🇭
​2014年に発生報告(馬からの感染が疑われる事例)があります。

​2. 「ウイルス自体」が見つかっている国



​ヒトへの感染例は報告されていなくても、自然宿主である「オオコウモリ」からニパウイルス(またはその近縁種)が見つかっている国はさらに広範囲です。
​タイ 🇹🇭
​カンボジア 🇰🇭
​インドネシア 🇮🇩
​ガーナ 🇬🇭(アフリカ)など
​これらの国にはウイルスを持ったコウモリが生息しているため、「いつヒトへの感染が起きてもおかしくないエリア」として監視されています。

​まとめ


​現在も頻繁に発生: インド、バングラデシュ
​過去に発生あり: マレーシア、シンガポール、フィリピン
​予備軍(コウモリが保有): 東南アジア全域、アフリカの一部
​現在はインドでのニュースが目立っていますが、隣国のバングラデシュや、コウモリが生息する東南アジア地域への渡航時にも、動物との接触や生水の摂取には注意が必要です。


日本におけるニパウイルスのリスクについて、現状の情報を整理します。

結論をいうと、「現時点で国内で流行する可能性は低いが、海外からの『持ち込み』リスクはゼロではない」という状況です。