古備前焼の鑑定や資産評価の査定は、熟練した鑑定士などのプロでも難しい作業の一つです。
その器が生きてきた時代の年輪を紐解いていくように、一つ一つ丁寧に鑑定を行っていきます。そして、その器の作られた年代と、用途や器種を確定させていくのです。
それらは、「鑑定証明書」や「資産評価証明書」という書類を作成し、きちんと書面を発行して、管理、保管をしております。
これらの作業を行っておくことで、古美術品の次世代継承や文化の保存が行えるからです。
と言うことで今回は、古備前焼や古陶磁器の鑑定の際に、見るべきポイントを解説します。
・【真贋】
・【考古学的価値】
・【美術品的価値】
・【希少性】
・【市場性】
ずばり、鑑定の際に気を付けるポイントは、この5点です。
・【真贋】
焼き物の真贋を判定します。古備前焼であれば、備前の土を使って焼かれた備前焼なのか、作られた時代や年代が分かる作品か、そして、現代作の備前焼や偽物ではないか、などを見て判断していきます。
・【考古学的価値】
骨董品として、どのくらい年代を経ているのかを評価する項目です。基本的に古ければ古いほど、この項目の価値は上昇しますが、石器時代の石ころなどのように、美術品的価値が全くない物はそれほど高値にはなりにくい傾向があります。
・【美術品的価値】
当時、何に使われていたのか?どのような目的で作られたのか?誰が使うために作られたのか?量産品なのか?特注品なのか?などの、美術、芸術性的価値を評価する項目です。例えば、日本の古美術品の場合、単なる生活容器(雑器))よりも、茶道具の方が芸術的価値は高くなりますし、大名や貴族が別注で作られた誂え品や当時の箱書がある作品などは、特別な品物として、より価値が高くなります。
・【希少性】
伝来数が多いのか、少ないのか?によっても、古美術品の価値は上下します。例えば、現在残っている数が数碗しかない器などは、数千万円から数億円以上の価格で取引されることもざらにあるのです。数が少なければ少ないほど、この価値は上昇します。
【市場性】
現在の市場でどの程度需要があるのか、また供給があるのか、という需給環境での価格変動要因。人気があれば、相場は数倍や数十倍にもなるが、人気が衰えると、反対に相場が十分の一以下になってしまうなんてことも起こってしまいます。それらは、主に古美術品が、オークションやマーケット市場主義経済の影響を受けやすい資産だからでしょう。
これらを総合的に判断して、古備前焼(古美術品)の価値を鑑定していくのです。

大事な伝来品は、きちんと鑑定して、正しい評価をする必要があります。
ぜひ、鑑定の際は、古陶磁鑑定美術館にお任せください。






