<font size="1">生きるということは遥かに</font> | Green.green

<font size="1">生きるということは遥かに</font>


あの海の見える公園にいこう。

前をはしゃぎ走る子供たちは
あの日の自分と同じ、無邪気な手のひらで母親を呼ぶ。

いつかいつか

その手は
愛する人を見送る運命にあるのだとしても

だからこそ、
今が幸せなんだろう。



あの海の見える公園で逢おう。

揺れるブランコの上で顔をあげれば、
沈みゆく太陽と
消えていく飛行機雲。

いつかいつか

僕も君たちと
同じ道を辿る場所に在るのだけれど

それでも今、
穏やかな笑顔で。




涙の雨も降るだろう
曇る心は辛いだろう
明けない夜も、いつかは来るだろう

…それ以上の喜びの太陽の下で生きているから。



晴れた日はまた、
あの海の見える公園にいこう。