どうにか T の協力を取り付けて・・・
・・・協力なのか?だよね?
I と T の乗った I のバンが現れたのを
みて・・・あんな頼りにならない、条件ではあっても
・・・正直心強かったです。
じゃ、近く行ってKにコールするから・・・
ここっから見ててもし、昼間みたいに何か見えたら
(といっても、この場所からじゃあまり見えそうもないけど)
ヘッドライトで合図してくれ! ・・・逃げるから。
そういうと、神妙な顔つきで頷く T
なんか・・・何かあったら逃げるぞ!って
心の底から決意してる顔に見えて来て
「俺置いてかれるんじゃね?」って
不安さ倍加速でしたが・・・
その横で・・・
パンをかじりながら幸せそうな I に
”う(´□`。)わ” とおもいつつ・・・
た・・・頼んだ! といって
Kの新居がどうにか見える待機場から
ゆっくり歩きながら・・・KにTELを入れました。
やっぱり K 相変わらず電話に出ません。
携帯を耳から離して、耳を澄ましましたが・・・
・・・
まだ、何も聞こえません。
そうこうしてるうちに、Kの新居の前・・・さっきは
通りすぎた敷地に向かって伸びる道にたどりつきました。
ここからは、Kの新居・・・Kの部屋の扉を見ながら
歩いていくことになります。
一歩目を踏み出すのがあんなに
抵抗のある道って初めてでした・・・
そして一歩近づくごとに、
首を後ろに反らしたくなるような
悪寒が首筋を伝います。
Kの携帯を鳴らしているので、耳をすましている事もあり
なにかよけい周囲の静かさが気になります。
それに、どこからか時折携帯の呼び出し音が
聞こえるような気がしては・・・足を止めて耳をすましていました。
Kの部屋の角になにか人影が見えた気がして
・・・ビクッとして足を止めて
後ろを振り返りましたが
I と T にはなにも見えていないのか
車のヘッドライトには変化はありませんでした。
しかし、振り向いてしまったことで
今度は・・・
Kの家側を振り向くのが怖くなってしました。
背後で、何かが動いたような
そんな感覚を感じて居たからです。
ぞくぞく、ぞわぞわとした
悪寒に、首をすくめたくなりながら・・・
首をすくめるのさえ何かに自分の存在を
感じ取らせてしまう原因になるのでは?と
出来ないほど、すっかりおびえに
とりつかれてしまっていました。