T が何をみたのか・・・

聞きたい気がしながらも


その質問が、口から出てこないのは

誰も本当は、聞きたくないからだったんでしょう。


結局・・・

誰も聞いてくれないから

T ・・・勝手に話し始めました(不憫)



「・・・ I がこっちみてるから思わずふり返ったら ・・・

いたんだよ!部屋の中に!」









黒こげで、赤ん坊みたいに手を


胸の前あたりに引きつけて

黒こげになってるのが

(・・・黒こげ2回言ってるから)

「そいつがこっちに這い寄って来てたんだよ

冗談じゃねーよ!なんなんだよ!

(半分切れ気味)」



「・・・お前らみてないのかよ?」




二人して首を振る、僕&K

「・・・まじかよ?俺だけ?」


そう言いながら、不公平だとばかりに首を振る T


僕 「 I ・・・みたんじゃねーの?」

そう聞くと、 I は首を振って

「 あの家なんか燃えてたさ 」

「 ・・・で、もやっとした黒い人

窓とかから出てきて周りあるいてたさ 」



K 「ぐぁ・・・嫌すぎ」


僕 「っていうかみてんじゃん?」

I  「 Tみたくはっきり見てないさぁ 」



いかにも、自分は T と同じ物は見てないと

言い張りたいご様子・・・

・・・なんとなく気持ちはわかる


でもすでに君、一度とりつかれたことあるじゃん?

と心の中で思いつつ 「ふんふん」 と聞いていました。