ラップ音のさなかに放たれた

Iの・・・殺人的なおならで開かされた・・・窓

そこには・・・




・・・肩すかししたい所ですが・・・

・・・残念ながらいました・・・




あの写真に写っていたのと同じトレーナーを着た

中年の男性がこちらを覗くように立ってました・・・




 ・・・今思うと立っていたのかは正直分かりません

 何せうっすらぼんやりしていながら体の大きさ

 本当にそこにいるにしては見え方が変に小さいのです。





 苦しそうな、恨めしそうな表情をしていたように思うのですが
 ・・・覚えているのは表情の印象だけ




 妙なことに見た全員が、どんな顔立ちだったかは

 覚えていないのです。





その男性(?)は窓のほうへスーッと寄って来たように見えた

かと思うと急に苦悶の表情(?)を強烈に印象に残し

奇妙なノイズの様なパチパチという音とともに

目の前から消えたのです。





・・・皆、呆然としてます・・・





どのくらいそうしていたのか・・・


おそらく短い時間だったのでしょうが


近所の犬の鳴き声でふとわれに返って静かな部屋

見回すと・・・皆まだ窓のほうを見たままでいました。


・・・今回は、どうも全員が見たようです。




さっきは見なかった I もかなり衝撃を受けたようで

黙って窓を見ています。沈黙が続く中でTに声を

かけようとしたのですが口の中が非常に乾いた感じが

して空気だけが口から漏れていき声になりませんでした。


もれた空気は、大きなため息のようになり


それがきっかけのように、皆同じようにフーっとため息を

ついたりしながら顔を見合わせました。



・・・皆、注意は窓のほうに向けたままといった感じでしたが・・・



K 「さっきのと同じか?」

T 「・・・同じだな。」


僕 「こっち向かってきて消えるんだから・・・効果的だよな」

K 「はは、狙ってないだろうけどな・・・効果

僕 「・・・だろうな」


T 「・・・それにしても


言いかけて、口をつぐむ T にみなの視線が集まります。


K 「それにしても?」


T 「いや・・・」

僕 「うん?」



T 「くさかったな・・・

”おいおい・・・そっちかよ!”

T君・・・今回はかなり余裕あります。




I は周りの皆を見回して言いにくそうに小声でおずおずと

頭をかきながら「悪かったさー

心底申しわけなさそうな表情の I


”・・・なんか方向性、
ズレてないか?俺たち・・・”


そう思いながらも、おかげで空気が少し軽くなった

感じがしたので話題修正せず・・・放置しました^^;



みなの表情にも少し余裕のようなものが、感じられ

ほっとしたような空気が流れてきました。



・・・そのときです。

<<パン>>