M-47を追うように価格高騰中のパンツがもう一つあります。
(相変わらず軍パンですw)
それは、フランス軍のM-52チノです。
どんなチノパンなのかというと
極太ツータックのチノパン
だと思っていたのですが、どうやらワンタックの物もあるそうです。
大きくは前期と後期がありますがM-47程大きな違いはないそうです。
私の持っているのはバックポケットに大きなフラップがある後期
但し、このワイパーさんの動画でも説明されていますが個体差はかなりあるそうです。
タックの違いはあれど、どちらも太いボリュームのある極太パンツのようです。
今回はこのM-52チノの記録・・・
という訳ではなく、レプリカ品と比較したいと思います。
前回ライトオンのM-47パンツのレプリカが少し残念と書いたのですが、実はこのM-52チノのレプリカも買っていましたw
(高額なレプリカは私には手が出ないですし、だったら本物買った方がいいのでw)
私のM-52はかなり大きいのですが、レプリカと比べてみると少し大きいだけで似たようなサイズ感でした。
M52(フランス軍)
サイズ45を乾燥機でガンガン縮めました。
ウエスト : 44cm(平置き)
総丈 : 110.5cm
股下 : 78.5cm
わたり幅: : 38.5cm
すそ幅 : 22cm
45にしてはいい感じのサイズ感になったと思います。
レプリカ(ライトオン・カンボジア製)
Lサイズ 洗濯後
ウエスト : 43cm(平置き)
総丈 : 108.5cm
股下 : 77.5cm
わたり幅: : 36.5cm
すそ幅 : 21.5cm
わたり幅が一番違うかな・・・でもまあ個体差の範疇だと思います。
ライトオンのM-52チノは「BACK NUMBER」というブランドで出されています。
以下、説明文****************
市場で軍モノのチノパンとして真っ先に上がるタイプのうちの一つである、フランス軍のM52をBACK NUMBERで再現しました。M52は軍モノのためか細かいサイズ展開はなさそうで、体に合ったサイズを探すのは非常に困難なうえ、年々玉数が減っているようで徐々に価値が上がっているようです。
こちらは、M52の特徴である、やや幅広のベルトループやそのベルトループが背中心にはなく左右に分かれているところ、両方のヒップポケットがフラップ付である点、そして何よりイン2タック(内側に向いた2つのプリーツ)仕様の太目のシルエットを再現し、本物に近い、度詰めでマットな粗野感のあるチノクロスを使って作り上げたパンツです。さらに古着やデッドストックでは人間の方がパンツに合わせた着こなしをしないといけないのに対して、サイズをそろえているのでご自身にあった着方ができるので、古着やデッドストックではこうはいきません。
色は、カーキを少しあせたようなベージュと古着屋さんのリメイクで見られるブラックの2色をご用意しています。キャンバス系スニーカー、サービスシューズ、ワラビーなどとの組み合わせが気分です。
ここまで*******************
ライトオンのM-47は後期モデルに前期のディティールを織り交ぜていましたが、このM-52は後期仕様のようです。
私のも後期なので比較するにはちょうどいいですね。
M-47はパーツが多いので、全てを再現するとライトオンで販売できる価格に収まらないであろうことは容易に想像できます。
M-52はパーツの少ないただのチノパンなので再現性が高いのでは、と思った次第です。
(ここまで拡大するとミシンのピッチがかなり違うのが分かります)
個人的にこれが一番重要な違いなのですが、裏側のサイドステッチが違います。
こっちがインサイド裏側
そしてこっちがアウトサイド裏側
ライトオンはロックミシンが使われています。
このチノはロールアップ必須なのでこれは少し残念な仕様です。
それでもM-47と比べてパーツが少ないのでナカナカの再現度だと思います。
M-52の値上がりを考えると、これが6,990円(税別)だったのが更に値下がりして6,000円(税別)なので選択肢に入るのではないでしょうか。
ボタンフライがZIPになっている点と、ロールアップした際に見える裏側のかがり縫いが許容できるのであればM-52と遜色ないと思います。 私はOK
履いてみるとこんな感じ
左がM-52
右がライトオン
やっぱりM-52のやれ感はいいですね~
こればっかりは再現するのは難しいと思いますが、まあまあいい線いってるかと思います。
ってなことで現場からは以上です。