青山透子「日航123便 墜落の新事実(目撃証言から真相に迫る)」(河出文庫・800円+税) | 野球少年のひとりごと

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今日は私たち夫婦の誕生日で、それぞれ78歳と77歳になる。昨年に金婚式を迎えたが、ここまで人生の2/3をふたりで歩んできたわけだ。現役の頃に、もっぱら私のわがままで2度失業し合計20カ月無職のこともあった。最初の失業時は失業保険も受けず女房がOL時代に貯めた貯金を食い潰すことで凌いだ。2度目はさすがに失業保険を利用したが、失業期間が思わぬ9カ月の長きにわたってしまい(その間、たくさんの企業に履歴書を送ったが悉く履歴書が返され、受験機会は皆無に等しかった)私自身もたいへん疲弊した。ようやく筆記試験と面接にこぎ着けた、中堅の広告代理店(フジサンケイ・グループの)に入社することが出来た。そこも3年勤めて辞めることになるが、そのときは行き先が決まっていた。絵画材料のトップメーカーで、当時の専務(後に社長になる)から直々の招聘をいただき、宣伝課を任すということで入社したので、はじめて安心して退職した。結局、定年まで29年間を勤め上げることが出来、いまは過不足のない環境のなかで、まあ「悠々自適」の生活を送っている。書籍(結婚してからでも15000冊をこえる)を購入するにあたって一度も嫌な顔をされたことはない。もっと言えば、仕事がらみ(部下たちとも)での酒席も結構多かったのと、奢られることが嫌いでたえずご馳走し続けたが、それに関わる出費についても同様である。子供たちの進学に関してもほとんど任せきり(運動会や授業参観などの学校行事に一度も出たことはない)で、まあ子供たちの能力にもよるが3人ともに一応親並みの学歴を与えることが出来たのも、女房のお陰である。考えてみたら、私の来し方も含めてわが家はすべて女房で持っているように思う。その女房、昼頃から所属する女声合唱団の定期練習で岸和田まで出かけている。団員の中では3番目くらいの年長になりつつあるが、元気なうちは頑張って続けて貰いたい。週末には、泉佐野市の「エブノ泉の森ホール」で合唱祭があり、その練習が大詰めのようである。

 

本の話である。今日もアマゾンから荷物があって開封すると、青山透子「日航123便 墜落の新事実(目撃証言から真相に迫る)」(河出文庫・800円+税)、「日航123便墜落 遺物は真相を語る」(河出文庫・850円+税)の2冊が現われる。本書は、読了の、森永卓郎×岸博幸「遺言(絶望の日本を生き抜くために)」(宝島社・1400円+税)で知って興味を持ったものである。著者の青山透子は、元日本航空客室乗務員であり、日本航空サービス関連子会社設立時に教務を担当し、企業、官公庁、大学等の人材育成プログラム開発及び講師として携わる。現在は弁護士、研究者、有識者らと立ち上げた「日航123便墜落の真相を明らかにする会」の事務局を務めている。

 

「日航123便 墜落の新事実(目撃証言から真相に迫る)」 『書いてはいけない(日本経済の真相)』(フォレスト出版)で森永卓郎氏、激賞!渾身のノンフィクション 隠された真実がここに!累計15万部突破!

 1985年8月12日、日航ジャンボ機が御巣鷹山に墜落した。だが、この事故にはいまだ解明を拒む、不審な謎が多すぎる。追尾が目撃された二機の戦闘機、胴体下部に見えた物体は何か、墜落現場特定の遅れ、事故原因の意図的な漏洩…。一つ一つ丁寧な解明をこころみ、事件性を示唆してベストセラーとなった、話題のノンフィクション、ついに文庫化。

 

 

「日航123便墜落 遺物は真相を語る」 あの事故の背景には、何が隠されているのか?加速するミサイル開発、追尾する謎のファントム機、目撃証言に残る赤い物体、失われた機長の制服の行方、そして御巣鷹山の尾根に残る遺体たち……。遺物の科学的な分析結果から、「テストミサイル誤射説」を徹底検証。事件の真相に深く迫る、告発のノンフィクション。

 

 

写真は、東山丘陵運動公園の遊歩道で撮影する。