明日から開幕の、関西学生野球連盟6大学野球の母校の開幕戦の相手は近大で第1節から強豪相手であるが、春のシーズンのスタートで京大に連敗しそれが最後まで響いたことの二の舞は避けてほしいと思う。先発メンバーを予想すると、1番ライト藤原くん(4年、佐久長聖)、2番セカンド佐藤くん(4年、愛知工大名電)、3番サード下井田くん(3年、報徳学園)、4番レフト富山くん(4年、大阪偕成)、5番ショート山田くん(3年、関大北陽)、6番ファースト小谷くん(3年、大阪桐蔭)、7番センター大塚くん(3年、滝川第二)、8番キャッチャー越川くん(4年、串本古座)、9番ピッチャー金丸くん(4年、神港橘)だと思うが、ファーストに久保田くん(4年、明秀日立)が入り5番と6番が入れ替わり、センターも渡邊くん(2年、報徳学園)が入る可能性がある。それより何より、ドラフト1位候補のピッチャー金丸くんが春のシーズンの終盤に腰の故障で欠場し、夏のオープン戦に1度も投げていないような状態で出場できるのかどうか。優勝に大いに影響すると思うが登板できないとすると、岩井くん(4年、高田商)の先発もあると考える。4年にとっては最終シーズンであるが、この代もたいへん纏まりがよいようなので期待ができる。この10年間に前早瀬監督によって7度優勝していて、それがすべて秋のシーズンでしかも今シーズンは秋4連覇がかかっている。好漢小田監督と、いつも熱心に応援してくれる「日本一の応援団」を神宮に連れて行ってほしいものである。すべてのゲームはスカパーでの中継で観戦するつもりである。
本の話である。今日もアマゾンから荷物があって開封すると、山中伸弥と将棋界の新旧のスタートの対談本3冊が現われる。最近、対談本に接する機会が増えているが、それぞれの対談者の肉声が聞こえてくるのと、著作とくらべたときに分りやすいので好んで読んでいる。今日届いた、山中伸弥×藤井聡太「前人未踏」(講談社文庫・680円+税)、山中伸弥×羽生善治「人間の未来 AIの未来」(講談社・1400円+税)、山中伸弥×谷川浩司「還暦から始まる」(講談社α新書・900円+税)の3冊、いずれもたいへん才能に恵まれている(天才といってよいくらいに)彼らが、何をどのようにして語り合っているのか楽しみである。
山中伸弥×藤井聡太「前人未踏」 誰も踏み込んだことのない世界へ 異分野の天才二人が語る! まだ誰も見たことのない景色を見るために 「失敗を恐れるな」挑戦と可能性を切りひらく 日々努力を続けるすべての人へのメッセージ! 異分野の天才二人による対談本!
史上初の八冠達成に挑む棋士とiPS細胞でノーベル賞受賞の研究者。過酷な競争世界の最前線で挑戦を続ける異分野の天才二人が語りあう。失敗を恐れないその先に、まだ誰も見たことのない前人未踏の景色が待っている。日々を懸命に生きるすべての人へのメッセージ!(2021年刊『挑戦 常識のブレーキーをはずせ』改題)
山中伸弥×羽生善治「人間の未来 AIの未来」 人間が人工知能に支配される日は来るのか? 人工知能、進化するロボット、iPS細胞による最先端医療ー私たちの暮らしはどう変わっていうくのか? ノーベル賞科学者と史上最強棋士が「10年後、100年後の予言をする(2018年刊)
[本書の内容」
羽生善治から山中伸弥さんへ
第1章 iPS細胞の最前線で何が起っていますか?
第2章 なぜ棋士は人工知能に負けたのでしょうか?
第3章 人間は将来、AIに支配されるでしょうか?
第4章 先端医療がすべての病気に勝つ日は来ますか?
第5章 人間にできるけどAIにできないことは何ですか?
第6章 新しいアイデアはどこから生まれるのでしょうか?
第7章 どうすれば日本は人材王国になれるでしょうか?
第8章 十年後、百年後、この世界はどうなっていると思いますか?
山中伸弥から羽生善治さんへ
日本の誇る「二大知性」が初激突!
山中伸弥(京都大学iPS細胞研究所所長)
「iPS細胞のヒトへの臨床応用は、いま入り口に差し掛かっているところです。10年くらい前に、『3Dプリンターで細胞をインクのように使って臓器を作る』とジョークのように言われたことを、今や真剣に実用化しょうとしているグループがいくつもあります」
羽生善治(将棋棋士・永世七冠)
「人類の歴史は『高い知能を持っているのは人間だけ』という前提でここまで来ました。でも、将来、AIのIQが1万になると言われています。すると、その前提が崩れて『知能とはいったい何だろう?』とあらためて考えざるを得なくなると思います」
山中伸弥×谷川浩司「還暦から始まる」 痛快対談 「老後」は存在しない 「老い」の正体から、自分たちのこれからの役割、「下り坂」の楽しみ方、理想の死に方まで 1962年生まれ。同い年の永世名人とノーベル賞学者が、縦横無尽に語り合った!
(2024年刊)
●経験が新発見の邪魔をすることも
●六十代からでも進化できる時代
●「山中因子」を使った若返り
●寿命は百二十歳が限界?
●人間の欲望をどこまで認めるか
●AIが脳の老化を防止する
●十歳以上年下の上司
●ノーベル賞受賞者も特別扱いされない
●退職後の三十年の生き方
●死は最後のメッセージ
山中 医学研究の世界でも、実験手法の速度が速すぎて、僕らの世代ではなかなか理解できないですね。測定方法も大量のデータの解析もコンピューターにかなり精通していないと扱えません。さらにいまはAIも取り入れて解析しますから、若い研究者から教えてもらわない限りできません。
谷川 そうですね。ただ、それは逆に言うと、チャンスでもあると思っています。もちろん若い人のほうが抵抗なくAIと付き合いができるし、分析や情報処理の制度も能力も高いはずです。でも、五十代、六十代の能力がゼロということはありません。いままで培ってきた感覚的なもの、経験とAIの能力をうまく組み合わせることができれば、ひょっとするとまだこれから進化できるかもしれません。
フランスで描いた水彩によるスケッチから
「洋画家 仲村一男」のホームページ