大利実「甲子園優勝監督の失敗学」(KADOKAWA・1700円+税) | 野球少年のひとりごと

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また、父・洋画家「仲村一男」の作品を毎日紹介しています。

昨日午後に、堺に住む長男夫婦一家が盆でやって来る。長男のところの一人っ子である男の子は今年3年生であるが、なかなか男前になりそうである。身長はクラスの中ほどらしいが、長男が180㌢、連合いが168㌢とふたりして長身なのでどこかで一気に背が伸びそうである。学校でも積極的なようだし、両親とも頭もよく気性もよいので将来が楽しみである。その夫婦とも、女房も入れて4人でたっぷり話すことが出来た。正月に来て以来(5月の連休はお互いの予定があわず、来ることが出来なかった)なので、今回は娘夫婦一家の中1になる双子の女の子への入学祝いも届けてくれた。長男のところは子供が一人で、次男のところ(隣に住む)も娘のところも二人なので、お祝いはいつも倍になるがそこは長男としての「心意気」を発揮するところである。その男の子はやって来るなり従姉妹をつかまえてのゲーム三昧で、息子の連れ合いが私たち夫婦と孫と話す機会が少ないのを気にしている様子であるが、むしろ息子夫婦と久し振りにゆっくり話すことが出来て幸せだった。まあ、長男が50歳(夫婦とも)になり、次男も48歳、娘も43歳になり、それぞれに出来過ぎなくらいによい子供であり、すでに親としての役割は終っていると思うがせめてもう少し矍鑠として(夫婦とも)いてやるのが、彼らに対する務めなのかなと考える。それにしろ楽しい1日でした。

 

本の話である。今日もアマゾンから荷物があって開封すると、大利実「甲子園優勝監督の失敗学」(KADOKAWA・1700円+税)が現われる。ただいま高校野球選手権大会がたけなわであるが、今年に限ってほとんど観戦(テレビでの)していない。贔屓(母校大学野球部と関係の深い)のチームである、大阪桐蔭、報徳学園、智弁和歌山などが早くに姿を消し、後は、明徳義塾、大社、広陵(いまネットで確かめると東海大相模に6回まで8-1で負けている)、智弁学園くらいか。本書に戻ると、8人の甲子園優勝監督に取材しているわけだが、なかでは東海大姫路(前履正社監督)の岡田龍生監督、日大三の小倉全由監督などがどのような話をしているか興味がある。

 

「甲子園優勝監督の失敗学」 「失敗」を「成功」に繋げる方法 負けたときしか変わるチャンスはない

成功には再現性がなく 失敗には再現性がある だから、失敗から学ばなければならない

 失敗を経て頂点に辿り着いた名将たち

 日本一を手にした誰もが 忘れられない負けを経験していた

 初めて明かされる名将の失敗学

 ○成功にはないが、失敗には再現性がある(仙台育英・須江航監督)

 ○"失敗"と書いて"経験"と読む(慶応義塾・森林貴彦監督)

 ○失敗とは、本気でできなかったこと(創志学園・門馬敬治監督)

 ○「こうやったら勝てる」なんて答えはない(花咲徳栄・岩井隆監督)

 ○勝ったと思った瞬間から負けが始まる(前橋育英・荒井直樹監督)

 

   

 

フランスで描いた水彩によるスケッチから

 

「洋画家 仲村一男」のホームページ

  http://www.nakamura-kazuo.jp/