(再録)個人全集 | 野球少年のひとりごと

野球少年のひとりごと

本のことを中心に、関西学生野球や高校野球のことをつぶやいています。
また、父・洋画家「仲村一男」の作品を毎日紹介しています。

(再録・2022.1.4既出)

今日は、隣に住む次男夫婦(ともに公務員)も、同居する娘の連れ合いも初出勤である。次男のところの長男も高校受験を控え、昨日から塾通いで家は小学6年生の男の子がひとりで留守番している。庭続きであるので、一日に何回か確かめに足を運ぶ。わが家の孫娘たち(小学4年生になる双子の)は、手早く宿題を終えてから後は電気ごたつに入り一日ゲーム三昧である。女房は大阪で暮らす妹に久し振りに電話している。わたしは午後から、このところずっと読んでいる「安岡章太郎集」全10巻(岩波書店)の4巻目に掛っている。出来れば今月中にすべてを読み、次いで、昨年末に購入の「阿部昭集」全14巻(岩波書店)に取り掛かれたらと考えている。安岡、阿部とも主立った作品は既に読んでいて(どちらの場合もよく読んでいたのは50年近く前)再読となるが、どの作品も初めて読むほどにほとんど覚えていなくて、そのぶん楽しく読めている。ひとりの作者を処女作から遡るかたちでそのすべてを読む、しかも初出から半世紀近くたってから読むことの面白さ(例えば一定の評価がされているようなものを)を満喫出来ている。考えてみたら、昔から個人全集が好きで次から次に購入して現在書斎の専用棚(大工に作らせた)に巻数は様々だが数えてみたら89セットある。一人の個人全集の平均が15巻として1200冊ほどあることになる。部分的にはかなり読んだが、一つの全集をすべて読破したのは、「庄野潤三全集」「庄野英二全集」「坂口安吾評論全集」「山之口獏全集」「高橋和己著作集」「大江健三郎全作品集」「井上光晴全集」「ヘミングウェイ全短編」「織田作之助全集」「林 達夫著作集」「レイモンド・カーヴァー全集」「太宰 治全集」「長谷川四郎全集」「吉田秀和全集」「小田 実全集」「田村隆一全集」「飯田蛇笏集成」「飯田龍太全集」「阿川弘之全集」「隆慶一郎全集」「須賀敦子全集」「沢木耕太郎ノンフィクション」「石田波郷全集」「黒人文学全集」の23セットに過ぎない。すべてを読むとすると、当然、他の本との併読となるので毎月5冊を読んだとしても15年は掛る。つまり90歳まで読み続ける必要があるわけだ。

 

保有の個人全集

「武田泰淳全集」「庄野潤三全集」「庄野英二全集」

「島尾敏雄全集」「藤枝静男著作集」「ドストエフスキー全集」

「山本周五郎全集」「金子光晴全集」「坂口安吾評論全集」

「中井英夫全集」(文庫)「中島 敦全集」(文庫)「中川一政全文集」

「シモーヌ・ヴェーユ著作集」「朝永振一郎著作集」

「森 有正エッセー集成」(文庫)「保田與重郎文庫」(文庫)

「土方定一著作集」「吉田 満著作集」「山田風太郎明治小説全集」

「伊東静雄全集」(1巻本)「山之口獏全集」「黒島傳治全集」

「葉山嘉樹全集」「金 達寿全集」「金 史良全集」「伊丹万作全集」

「細川嘉六著作集」「高橋和己著作集」「ジャン・ジュネ全集」

「大江健三郎全作品集」「井上光晴全集」

「森 鴎外全集」(文庫)「ヘミングウェイ全短編」(文庫)

「ニューヨーカー短編集」「中野好夫集」「織田作之助全集」

「堀 辰雄作品集」「林 達夫著作集」「カフカ全集」「新編 カフカ全集」「犬飼道子自選集」

「ノーマン・メイーラー全集」「山本七平ライブラリー」「吉本隆明全集撰」

「吉本隆明全対談集」「レイモンド・カーヴァー全集」

「橋川文三著作集」「埴谷雄高作品集」「太宰 治全集」

「長谷川四郎全集」「潤一郎ラビリンス」(文庫)「吉田秀和全集」

「遠藤周作文学全集」「村上一郎著作集」(未完)「ファン・ゴッホ書簡全集」

「坂口安吾選集」「高松宮日記」「清岡卓行大連小説全集」

「須賀敦子全集」「小林 勝全集」「小田 実全集」「カミュ全集」

「小林秀雄全作品」「宇野功芳著作選集」「石橋湛山著作集」

「吉本隆明<未収録>講演集」「中井久夫コレクション」(文庫)「神谷美恵子コレクション」

「田村隆一全集」「吉田健一集成」「飯田蛇笏集成」「飯田龍太全集」

「岡井隆コレクション」「岡井隆全歌集」「阿川弘之全集」

「司馬遼太郎短篇全集」「隆慶一郎全集」「村上龍自選小説集」「内田百閒全集」

「志賀直哉全集」「瀧井孝作全集」「石田波郷全集」「沢木耕太郎ノンフィクション」

「松本清張傑作選」「中村草田男全集」「福田恆存評論集」

「塩野七生ルネッサンス著作集」「黒人文学全集」

 

 

写真は、東山丘陵で撮影する。