河盛好蔵「人とつき合う法」(新潮文庫・550円+税) | 野球少年のひとりごと

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午後3時に冷たい珈琲でバゲットを囓っているが、久し振りに食するバゲットがたいへん美味しい。もともと夫婦してパンが大好きで、現役の終り頃は、帰りに大阪高島屋の地階にあったベーカリースクエアーに週に何回か寄り購入していた。さまざまな種類があってどれも美味しいものだから、隣に住む次男夫婦一家(当時、現在高校2年になる長男も2歳か3歳で)の分も含めて毎回3000円近く買っていた。車で動ければ(夫婦とも運転できない)近隣にも美味しいパン屋さんがあるようなのだが行けていない。アメリカ出張に際しても、洋食がまったく苦にならないほうでパンも含めて愉しめたところがある。

 

本の話である。今日もアマゾンから荷物があって開封すると、河盛好蔵「人とつき合う法」(新潮文庫・550円+税)、水木楊「思い邪(よこしま)なし 下村治とー激動の昭和経済」(講談社・1456円+税)、雑誌「BRUTUS 1/3  2024年、あなたが聴くべきジャズ250」(マガジンハウス・880円)の3冊が現われる。

 

河盛好蔵「人とつき合う法」 誰しも苦手な人がいる。酒癖の悪い人もいる。一方で、ウマの合う人がいる。社会で生きるということは、様々な人たちと、時には自分を殺して、時には少し遠ざけて、上手にやっていくことかも知れない。博覧強記の教養人河盛好蔵が古今東西の偉人先賢先哲の名言やエピソードとともに人づき合いの極意を開陳した本書は人生のバイブルとして昭和の大ベストセラーとなった。待望の注釈付新装復刊。

 

   

 

水木楊「思い邪(よこしま)なし 下村治とー激動の昭和経済」 時代はこの異端児に賭けた 不世出の天才エコノミスト下村治。その理論は池田勇人のもと所得倍増計画となって日本経済を華開かせた。「経済の時代に格闘したエコノミスト群像を描く渾身のノンフィクション。

 下村氏は、ほんとうに本質的なこと以外は何もしゃべらぬ人だった。1971年8月、ニクソン米大統領が金の交換性を抜き打ちで停止したときのことだ。いわゆるニクソン・ショックで、世間は騒然となった。感想を聞きにきた私に、下村氏はいとも軽やかに言ってのけたものだ。「結構なことです。これで人類は金の呪縛から自由になる。金はただの物質になるのです」私はキョトンとした。なにしろ国際通貨制度が崩壊するのではないか、とまで思っていたのだから。(著者「あとがき」より)

 

   

 

雑誌「BRUTUS 1/3  2024年、あなたが聴くべきジャズ250」 ジャンルを超えた音楽家たちと作る名盤集。渡辺貞夫も大いに語る。現代ジャズ入門2 音楽を解放する天才ジョン・バティステさん、”JAZZ”は、自由ですか?

 

   

 

「イタリア」で描いた水彩によるスケッチから

「洋画家 仲村一男」のホームページ

 http://www.nakamura-kazuo.jp/