KISSシーンの後




なんやろ、カメ子の唇、ふわっと柔らかくて、あたたかくて。




「なぁカメ子、もういっぺんKISSしてええ?」


「ええよ。」




カメ子の潤んだ目が、どうしようもなく愛おしくて、思わず抱き寄せてもうた。僕からのKISSを待つカメ子の、少し開いた唇。ドキドキするわ。少しでも長くこの時間に浸っていたい。


僕は、もう一度カメ子に唇を重ねた。




僕はカメ子の耳元で




「お試しは、もう終わりや。カメ子、君が好きや。」


「勝乃新」




カメ子の顔、こんなに可愛かったんや、あんまりまじまじ見たことなかったな。




「なによ、人の顔じろじろ見てぇ。」


「いや、けったいな顔してるなぁ思うてな。」


「けったいな顔ってなんなんよ。」


「君のそんな顔や」


カメ子のおでこを指で突いた後、もう一度ギュッとカメ子抱きしめたくなってもうた。




「もう少し、君と一緒にいたい。君、時間ある?」




僕は、カメ子抱きしめながら、もう一度KISSした。




こんなにヤキモキして、こんなに会いたくて、こんなに愛おしくて、一緒にいたいと思うたのも初めてや。




「ええよ。私も一緒におりたい。勝乃新のこともっと近くに感じたい。」


「これから、君の家に行ってもええか?」


大きな眼が驚いたようになって、でも、嬉しそうにうなずいてくれた。




君の温かくて、やわらかな身体を感じていられる時間が、無限に続いてほしいと、今は思うてる。














妄想なので、勝乃新が、少し積極的になっています。あんなシーンの後なので、積極的でもいいかなと考えました。連続小説のままだと、とてもロマンティックにはなれないのが残念なんです。




おじいちゃんは25歳。の放映が、一応ありましたので、こちらのアメンバーを外します。いろいろと思われると、思いますが、一個人の考えるストーリーとして読んでいただけたら幸です。