上司がよく口にするデイサービスの役割のひとつ。帰りの集いの時に
「また次回もお休みしないで元気な顔を見せて下さい」
と話しして送迎にでる。
自宅に送った際も
「また明日ね~」
「また来週ね~」
とか話しして別れる。

この何気なく交わすことばの
「また○○ね~」
が絶対でない事を何度となく実感する。

今日もそうだった。

土曜日に利用されたMさん。年末辺りから調子悪かった。やっと生きているといった感じだった。

この日は血圧もやっと測定出来、体温は測定不能だった。

一日保養して過ごして頂いた。

食事は1/5をやっと召し上がっていた。

帰りは私が送った。息子さんが
「こんなんじゃ、デイは無理だよね」
と仰いました。正直体力的には限界に近かったけどこれを
「そうですね。無理ですね」
と言ってしまえばこの家族を孤立させてしまう。
「大丈夫ですよ。待ってます。ゆっくり過ごしてもらえたらいいんです」

と言ってあげたい。私は
「また待ってるね」
とだけ伝えた。朝の迎え時息子さんが
「こんなんで平気かな?」と話していたので
「おはよう~お風呂入りに行こうね!」
と声を掛けてデイにお連れした。

実際はお風呂どころでなく、昨日緊急入院され逝去された。

デイサービスは最後の社会生活の場。

本当にそうだ。
今日元気に来ていた方がまた次に元気に来園される保証はない。

来園された日を楽しく過ごしていただける様に、笑顔で帰っていただける様に、利用者様と接していきたい。