インド旅行記 第9話
インド最終日は、偶然にもインド三大祭の一つ、ホーリーの日でした
このお祭りは、年に1回、
インドの人々がカーストによる身分の差から開放されて騒ぎまくる日なのです。
祭りの内容はと言うと・・・
とにかく誰かれ構わず色水や色のついた粉をかけ合うっていうもの・・・
もちろん観光客も対象外ではありません。。。
粉は数日前から町中で売られていて、赤・青・黄・緑・紫・・・と、とにかくカラフル
同じツアーの人の中には、前日に粉を買い込んでやる気満々な人も。
町には数日前から既に赤や紫に染まった人の姿がチラホラ。
前夜祭として、道路の真ん中でキャンプファイヤーのようなものが燃やされていたり、
ダンスが行われていたり、パレードが行われていたり…。
このパレードに参加するために象さんのお仕事時間が短くなって、
前日は象さんに乗れなかったわけです。
当日、私は、勢いで買ってしまったインドの民族衣装を着て参戦
まあ、もう着る機会もないだろうから汚されてもいいかな~と思って
午前中、バスでジャイプールからデリーに向かう途中の休憩所で、
現地ガイドさんが早速、粉を片手に追いかけて来たっ
『少しも色がついていないと現地人の標的になるから』っていう理由らしいんだけど。
私は、ほっぺとおでこに赤い色をちょこっと付けられた程度で逃げたんだけど、
やる気満々の人達は、自ら頭も顔も服も色にまみれてめっちゃくちゃ
ホーリーのお祭りは午前中がメインのようで、
私達がデリーに着いた午後には、比較的落ち着いた感じでした。
町中を歩いていて人とすれ違うと、みんな気軽に、
『HAPPY HOLI』
と声を掛け合います
現地ガイドさんいわく、日本人でここまでホーリーに染まったツアー客は初めてらしく、
激しく色の着いた日本人が、周囲からの注目を集めてました
現地の人から色をつけられそうになったり、水風船を投げられたりもしたけど、
意外と、せっかく買ったと思われる民族衣装に気を使ってくれてか、
私は比較的キレイな状態で終えることができたのでした
でも、ほんと、偶然にも、年に1度のお祭りの日にインドを訪れることが出来て、
本当にいい経験が出来たなぁ~と思いました