※赤丸の中にいてるのがマダニです(吸血前)

 

先日診察に来たワンちゃんについていたマダニもやもやです。

吸血前は写真ぐらいのサイズで結構見落としてしまいそうな大きさですアセアセ

このマダニが吸血してしまうと小豆ぐらいの大きさになり一目瞭然になります。

 

マダニにかまれると以下のような病気に感染してしまう場合があります。

 

バベシア症は赤血球を壊す寄生虫が感染してしまい重度の場合は輸血が必要になるぐらい重度の貧血ガーンになってしまう事もあります。

治療方法はありますが、副作用の心配があったり、即効性がなかったりと簡単ではありませんアセアセ

また、一部の症例では再発の報告もあり完全に駆除できない場合もありますショボーン

 

また、SFTSも近年問題視されており人畜共通感染症の一つです。猫が感染すると致死率が約60%ほど、犬では約10~30%程度と言われており特効薬がないため対症治療しかありません。また、治療に当たった獣医師や動物看護師が感染してしまい入院するような事例もあるようです真顔

結局は‥‥

予防が大切

って事になります上差し

 

当院では毎年マダニが付いて来院するイヌパグが何頭もいます。もちろんネコ三毛猫でも(特に外に行くネコ)

キャンプや山に行った後につくケースもあれば、近くで散歩しているだけでマダニがつくケースもあります。

ザックリいうと田舎の方が都会に比べてマダニの感染報告が多いことになります。

 

ペットショップやホームセンターなどでもノミやマダニの予防薬(滴下タイプ)が売っていますが正直言って効果は弱いです!!

 

もちろん予防効果が100%の薬なんてありませんが少なくとも動物病院で取り扱う予防薬であれば100%近く予防が可能です。

予防効果の高いお薬でしっかり予防して余計な病気にかからないように予防してあげて下さいねニコニコ

 

ちなみに、マダニのピークは秋と言われていますが、冬雪の結晶でも感染報告があります。実際当院でもかなり少ないですがフィラリア予防が始まる前の2月や3月にマダニに感染して来院されるケースがあります(年に0~2頭ほど)

 

マダニやノミの寄生虫バイキンくん予防は出来るだけ1年通して続けてくださいね薬