皮膚のできもの(イボ)
中高齢になると皮膚表面に俗にいう【イボ】が出来てくることがあります。小さい間はそのままにしていても
特に問題はないのですが
大きくなったり、炎症を起こすと動物たちも気になるようで
出血したり痒みが出たりして気になるようです
特に高齢になると持病があったり、体力が落ちていたり
手術で切除するのが難しくなってくるケースも多いですし
イボぐらいで手術はしたくないと思われる
飼い主様も多いと思います。
私も飼っている猫にイボが出来ても実際そう思います
でも全身麻酔による手術以外にもレーザー治療・
凍結処置・電気メスによる簡易切除などでも
対処可能なんです
それぞれにメリットデメリットがありますが、当院では電気メスによる簡易切除で対応するようにしています。
全身麻酔はしないので高齢でも大体は対応できますし
痛いと思われる方もおられると思いますが
一瞬なので意外とみんな我慢してくれます
処置前 処置後
この写真は17歳の高齢ネコですが、電気メスによる1回の治療で簡単に取れました。特に嫌がって暴れることなく
スムーズに処置が出来ました。取った跡は傷のようになって
いますがこれはすぐに自然に治ります
このようにイボやできものが出来たりしても
高齢だから処置をあきらめている飼い主様も
おられるのではないかと思います。
是非そのような時は相談してください。
なんやかんや全身麻酔しなくても対処できる方法は
意外と見つかるものです
(もちろん例外もあります)
皮膚にイボや何かわからないできものを見つけられた際は
できるだけ大きくなる前にお気軽にご相談くださいね