風の口づけを受けてくりかえす人生。命がふたたび目を覚ます。大事な人生をみんな生きている。故郷の情景が浮かぶ。母はこの坂を毎日見て暮らしたのだ。

町の夢の中で眠るあの子の生家。こども時代。懐かしい雨の風景。セピア色の記憶。ジョギングに行くと言ってあの子の家のちかくまで行った。坂をのぼったところにある、あの子をいだいた家。遠い昔にはなれていった縁。

惑星の喫茶店のそばの女心の花壇。美しい色とりどりの花が咲く。今は紫色が多いよ。おいしいラーメン屋がすぐそばにあるよ。空には銀色の大きな星が浮かぶ。

星の雨の中を夢のバスが走る。大事な学生生活。みんな夢に満ちている。心から笑いあいながら話している。帰りは喫茶店でお茶しようよ。