1.同級生(+卒業生2冊+O.B.2冊) 中村明日美子
言わずと知れた不朽の名作です。
これ、ビデオも欲しくなっちゃうな。忠実に漫画世界を再現してるんじゃないかな。
きっと、イラスト集も出ていたから、色のイメージがアニメの作り手と受け取り手で共有できてたんですね。
これは、今回のBL活動再開前に既に持ってました。
それくらい有名かつ名作。
中村先生は、もっとマニアなディープなのも描いてらっしゃるんですが、これは青春のアマアマ・ピュア・ラヴストーリー。
電車に乗れない(たぶん、パニック障害の)佐条は、親の期待を裏切り、高校入試で全ての高校に落ちてしまい、
名前を書きさえすれば受かると言われている私立男子校に入学。
佐条はこの頃既に自分の性癖に気がづいていて、ゲイだが生徒には手を出さないと決めている原先生(音楽担当)に淡い恋心を抱いている。
同じくその高校に在学中の草壁。ふわふわ金髪ギタリスト、女子にモテメン。
モテメンなだけに、誰も本当には好きになったことはない。去る者は追わない。
佐条に音楽祭の歌の特訓の手伝いを申し出る草壁。
佐条の原先生へのほのかな思慕に気がついていた草壁は、想いがあふれ出してしまい、
音楽祭の舞台上から、飛び出していってしまう。
その後佐条の京都大学への進学(遠距離)、草壁の海外での活動を含む音楽活動、そして結婚(養子縁組)。
こんな話があったなら、と本当に読者も幸せな気持ちになれるハッピーエンド・ラヴストーリー。
2.恋するインテリジェンス (1~7以下続) 丹下道
エロエロ炸裂。外務省の特殊工作員たちのお話。恋愛ギャグ漫画です。
容姿端麗の選抜メンバー(男性only)が省の命令でカップル(バディ)を組まされてスパイ活動に従事していくお話です。
「初めての日」も省の行事として決まってて、それに向けてみんなで研修していくんです。
真顔で訓練!!
しかし、プロットが詳細ですごい。10年ごとに〇〇期が親子関係になってて、新人教育を担当する。みんな、バディ同士でラヴラヴ。
したら、みんな独身で子ども誰も生まれないがな。日本の未来は・・・。笑
私は、特に我玄×秋草、柳×先森と供威×黒瀬が好き。
受けが受け身過ぎなのが(?)私はあんまり好きじゃないのかな。
3.SUPER LOVERS(1~13以下続く) あべ美幸
この方は、私がBL一時引退する以前からいらっしゃいましたよね?
確か東宮千子先生が吉祥寺で自分の会社をつくって、そこで自由な創作活動していた、その中のメンバーだったと記憶しています。
当時は私の好きな漫画を描く方ではなかった。
東宮先生のグループって、官能的な漫画をそもそも描かない、ソフトエロの方が多くて、しかも、その極少エロシーンがエロくないっつう、(ワタクシ的)致命的な欠陥がっ。
この漫画自体も数年前から見かけていたのですが、私、小児性愛ダメな人なので、
(意思がない人間どうこうしようって許せない。。。でも、源氏物語の若紫だって、早い者勝ちみたいなもんで、それを考えれば何歳ならいいんだ?という問題は残る。)
絵図ら的にこの漫画は不可だった。
しかし、今回始めっから読んでたらハマっちゃいました。
主人公の晴(ハル)は外国人の血が混じっているため、目が不思議な緑色。
お母様がハーフ位なのかな?飛び級ハーバード卒の物理学だかの天才科学者、かつ人気小説家。子どもを育てることに関心がない。日本人男性と離婚後母親のもとカナダで晴は育つが、母親の関心を引くために、自ら誘拐事件に巻き込まれたりする。
この事件をきっかけに晴は男親に引き取られ日本にやってくるが、父親は再婚しており、晴には見た目からして純血日本人の双子の弟が突然できる。
ここでも、新しい親からの愛情を我慢し、そして弟たちのよい兄であろうとする。
自ら欲する愛情は常に飢餓状態。身内にふりそぞく愛情は大量放出。
晴にとって、弟たちは愛をふりそそぐ対象であり、やっと手に入れた家族は何とも替えがたい大切なものだった。
同じく親に捨てられたとおぼしき8歳の少年(零/レン)は、小さい頃の記憶が無い。晴の母親春子は、カナダでの慈善活動の際に養護施設で、犬にしか心を開かない零と出会う。
カナダに呼ばれた晴は零と一夏を過ごす。人間らしさを少しずつ取り戻す零。
零はその後、晴の父親夫婦の養子となったのだが、それを知らないまま晴のみが先に帰国。
その晴を迎えにきた際、晴の父親夫婦が交通事故で亡くなり、晴だけが生き残る。
晴はやっとできた家族を再び失いかける。
自分を愛してくれない実母。自分せいで死んだ両親。自分のせいでやってきた血の繋がらない新しい弟、零。彼のことが無ければ両親は死ななかった?
零を兄弟として受け入れると、零を恋人として受け入れること。
晴にとっても、零にとっても、家族の再構築と、家族ではない人への愛を受容していく長い長い物語です。