事例3の再現答案です。再現率は80%


問1はシンプルに強みの抽出。文末表現が統一されていなくて読みづらいのですが、書き直す時間ありませんでした。


問2はグラフにビックリしましたけど、逆に言えば「分かりやすく使え」というサインだと考えて解きました。だから「図2は・・・、図3は・・・」という風に課題を指摘しています。図1は典型的なパレート分析図なので「ABC分析」だと分かっていることをPR。 でも、よく考えると「ABC分析」と「ロットサイズ見直し」は論理的繋がりが不十分では? と終了10分前に感じましたが、訂正をあきらめました。


悩んだのは問3。設問1と設問2の切り分けがしにくい、与件文からの抽出が難しい、と結構悩まされました。設問1は、QCDの「D」がネックになると考え、 仕入れ元⇒C社(加工)⇒Y社各店舗 という上流から下流の流れをイメージした時、今のC社では不足している事を指摘。設問2は設問1の解答の内、日常業務で関係する項目をピックアップしました。(例えば体制作り⇒1回きりなので非日常業務、前日受注・翌日直送⇒毎日行うので日常業務など)  結果、おもいっきり箇条書きになってしまいました(汗


問4は問2との関連に悩んで、論点ダブり覚悟でロットサイズを指摘しています。問2でロットサイズ見直しによる段取り短縮に触れられなかったので、問4で収益性改善のための課題として上げました。


解いた順番は 1>2>4>3 です



問1 (1~3は○に数字)
要因は、1加工工程見直し、加工技術の向上など生産性の改善を進めた点、2X社に依存せず他社スーパーや外食チェーンから受注して経営リスク分散させた営業力、3人件費を抑えたスライス工程の専用機化、である。


問2
全製品ほぼ同じロットサイズのため、図2のように機会損失を生じている製品や、図3のように生産過剰の製品がある事が問題である。営業部は製造部へ受注状況を細かく報告し、製造部は図1をABC分析して各製品のロットサイズを見直す。これにより在庫水準の平準化を行う。


問3-1 (1~5は○に数字)
1肉の味付け、野菜カット等の加工体制、2個体管理のトレーサビリティに対応するシステム構築、3前日発注に対応する製造速度、4翌日直接配送に対応する物流体制、5Y社の徹底した衛生管理に対応する衛生基準の整備。以上5点が要求に必要な対応である。


問3-2 (1~3は○に数字)
1Y社各店舗からの発注情報、2C社製造部のY社注文に対する作業進捗情報、3各店舗への納品情報、4どの店舗にどの個体の製品が配送されたか示すトレーサビリティ情報、等が日常業務上必要な情報である。


問4 (1、2は○に数字)
生産効率向上により人件費を抑制し収益性を高める。具体的には、1清掃洗浄消毒の各作業をマニュアル化し所要時間を平準化、2営業と製造の連携を高め定期的なロットサイズ見直しをし、製品品種切替を抑制して段取り時間を削減すると同時に欠品による機会損失を減らす。以上により収益性を高める。


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