昨日、1次試験の結果が発表されてから、残り45日の勉強をどうするか

一発合格道場の記事 をきっかけに、少し考えてみました。



ご存知のとおり、今年の1次試験の合格者数は昨年比で1000人近くUPしていて、

2次試験の受験者数が増える事間違いなしです。そして、2次試験は合格率20%前後に

調整されているので「60点超えが合格する試験」ではなく、「上位20%が合格する試験」です。

さらに、受験者数が増えて合格率が数%低下する可能性が高そうです


つまり

 条件1.上位20%(-α)が合格する試験

 条件2.受験者数が増えている


今年はこういう条件の2次試験というわけですが、この2つから導き出される答えは


 A.ライバルが増えるのでより高得点が必要=合格ラインが上がる

 B.受験者数が増える=得点分布のバラつきが増えて合格ラインが下がる

どちらが正しいのでしょうか?


Aの考え方は「10人中2人が合格する試験」と「100人中20人が合格する試験」を

次のように考えると分かり易いとおもいます。


目指せ2012中小企業診断士ストレート合格!-10

もし自分以外の9人が10点刻みで分布していたとしたら、

80点でも合格できますが、実際は71点以上取れば上位20%なので合格できます。



目指せ2012中小企業診断士ストレート合格!

ところが100人受験者がいて、自分以外が1点刻みで分布していたら

80点以上でないと合格できません。71点~79点では落ちてしまいます。

もし合格率が数%下がるなら、83~4点以上必要なのでなおさら高得点が大切です。


つまり、人数が増える=ボーダーライン付近の人数が増えるのでより高得点が必要

=合格ラインが上昇する、と考えることができます。



一方でこの考え方は「1点刻みの分布」という点が現実的でありません。

おそらく受験者の得点分布は正規分布に近く、受験者数が増えれば増えるほど

正規分布に近づいてゆくと思います。つまり受験者数が増える=母集団のバラつきが減ります


だとするとBの考え方は


目指せ2012中小企業診断士ストレート合格!-分布2

このような感じで、バラつきが減るほど、上位20%ラインは左へ移動=合格ラインが下がる

ということになります。(合格率が数%低下したとしても、若干は下がる方向になると思います)



ちなみに、どっちが正しいかは分かりません

(あと、数学は素人なので計算間違っていたら指摘をお願いします)



考え方ひとつで結論が正反対になってしまいます。

だから、僕は「深く考えない。喜びも悲しみもしない」と決めました。



ただ一つだけ言えることは、どちらの結論だとしても

「得点を確実に抑える能力がある人が勝つ」ではないでしょうか。


仮に結論Aだとしたら、高得点が必要なのは言うまでもありません。

結論Bだとしたら初学者にとってむしろチャンスです。合格ラインが下がるのですから、

残り一ヶ月の学力上昇でも合格できる可能性が増えた、とも考えれます。だから取れる点は逃さない。



長くなりましたが、結論はこれまでと一緒です。

今まで以上に「得点を取る重要性」を感じたので、得点源となる事例4を確実に抑えられるように

がんばりたいとおもいます。



PS コメントでいただいた指摘をもとに記事を一部訂正しました。


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