先日の記事の続きです。
いろいろ勉強している内に、経営分析のコツが掴めてきたような気がします。

おそらく大切なのはフローチャートを作ること
それも、自分自身で作ったMyフローチャートが要じゃないかと考えてます。


いろいろなブログ記事や本を見ると「収益性」「安全性」「効率性」がキーワードになっています。これをどのような順番で使うか、何を目的に使うか、どういう時に使うかを自分なりに解釈して、自分流のフローチャートを作ることが理解に繋がると思うんです。


例えば僕の場合、売上高経常利益率のように「収益性」にも「安全性」にも使うような指標をうまく分類わけできなかったので、「収益性&安全性」「効率性」「成長性」の3軸で考えるようにしています。

収益性&安全性
 1.利益は出ているか
    →総資本経常利益率
    →売上高営業利益率
    →売上高経常利益率
    →売上高売上総利益率
 2.流動性は大丈夫か
    →流動比率・当座比率
    →固定比率・固定長期適合率
    →(手元流動性・キャッシュフローマージン)
 3.負債は多すぎないか
    →自己資本比率
    →負債比率
    →(インタレストカバレッジレシオ)

効率性
 1.在庫過剰ではないか
    →棚卸資産回転率
 2.売上債権の回収は進んでいるか
    →売上債権回転率
 3.固定資産が多すぎないか
    →有形固定資産回転率
 4.費用が多すぎないか
    →売上高売上原価率
    →(売上高人件費率)
    →(売上高支払利息率)

成長性
 1.売上はのびているか
 2.利益は増えているか
 3.資本は増えているか

    →各項目とも対前年何%か調べる

という感じです。

「成長性」を加えたのは例えば「売上と利益の伸び率が一致しているか」のような切り口ができるからです。(営業の方は予算や進捗の前年比、前同比を見ることがありませんか?) 試験に出ない指標も混ざっていますが、この方が大枠を理解しやすいと考えました。


Myフローチャートを作ると、指標が山ほどあって覚えにくい経営分析が
ぐっと身近に感じられるようになると思います。



【参考資料】
まず最初に「世界一やさしい答案作成術(p50~p58)」とハカセさんの記事をおすすめします。


・2次試験合格者の頭の中にあった全知識(p223~p235)
・世界一やさしい答案作成術(p50~p58)
・一発合格道場(ハカセさん) 「大嫌い」な事例IVで得点を稼ぐ方法
 http://rmc-oden.com/blog/archives/4242
・タキプロ(ショリさん) 【事例IV】何から手をつけるべきか
 http://ameblo.jp/takyprofessional/entry-11322948512.html