CPV(Coaching&Playing&Volleyball)108号発売 | 島根県庁バレー部(Pref Shimane)からのお知らせ

 

いろいろな記事が紹介されている冊子です。ぜひ、購入されて参考にしてください。また、今号は、JVCA(日本バレーボール指導者協会:http://www.vbcoaches.org/)の総会記事が掲載されています。

 

 

【CPV108号発売開始】

 

CPV108号の販売が開始されました。今回は2月25日~26日に行われたJVCAの総会の報告がメインとなっています。

特集は「チーム・選手・指導者を成長させる目標マネジメント」です。目標マネジメントとは、いわゆるマネジメントサイクル(PDCAサイクル)を「目標」を軸にして、目標を達成する循環をチームのプログラム、プレーヤーや指導者自身の成長を促す仕組みです。大きな目標から小さな目標まで、それぞれを最適化しながら、設定した目標を達成できるようにし、達成への意欲を高めることで、パフォーマンスの向上だけでなく問題解決能力を高めていきます。それが、プレーヤーのライフスキルへと発展していきます。

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PGAゴルフツアー選手などを支える、世界的なコーチングの権威であるジョージア大学のPaul G. Schempp氏には目標の設定と方向性がパフォーマンス向上のベースであり、長期目標から中期目標へ、そして毎回の練習で設定すべき短期目標の設定の仕方により、成長にとても大きな影響を与えることを教えてくれています。

実践例として近畿大学付属豊岡高校男子バレーボール部監督、寺谷信人氏にはチームミーティングで行ったディスカッションからチーム目標や個人の目標設定と、練習でのサーブのターゲット練習によるサーブ力向上について報告していただきました。

元東洋大牛久高校の鈴木敦子氏には、スポーツ科のクラスで導入してウエイトリフティングなどの体力向上に目標マネジメントの手法を取り入れ、実際に拳上する重量がどれくらい変わったか、男子と女子でどのような効果の違いがあったかなどを報告していただきました。

シックスセカンズEQ資格認定者であるStephen C. Outlaw-Spruell氏には、「EQ」の言葉で知られるようになった「エモーショナルインテリジェンス」とスポーツ現場での応用の実状について教えてもらいました。エモーショナルインテリジェンスは人間の怒りや喜び、意欲などの原動力となる感情をマネジメントする能力です。怒りの感情を自分自身でコントロールすることで、突発的に怒鳴ってあとで後悔することをなくすことができます。感情のマネジメントの重要性はプレーヤーだけでなく、指導者にも求められます。また、意欲を高めるためにも目標の果たす影響があり、EQがスポーツの中で取り入れられ、成功している例を挙げていただきました。

「バルシューレ」は英語で「ボールスクール」の意味のドイツ語です。ドイツで生まれたボールを使ったさまざまなゲームで、楽しみながらコーディネーション能力を高めていくようにデザインされています。バルシューレ東京の福士唯男氏にこのバルシューレができた背景から、日本での発展と現状、理論的な背景について教えていただき、実際にどのようなエクササイズやゲームがあるのかを紹介していただきました。対処のメインは発育・発達期の子供ですが、トップレベルでウォームアップや特定の機能改善にも使えるゲームもあります。

 

【CPV108号冊子版】
http://ec.volleyball.ne.jp/p/10941

【CPV108号PDF版】
http://ec.volleyball.ne.jp/p/10942

【CPV108号冊子+PDF】
http://ec.volleyball.ne.jp/p/10943

 

 

 

 

【CPV107号】

 

特集は「どのスキルを強化するか」です。

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バレーボールではプレーの発生順に、「サーブ」→「レセプション」→「セット」→「アタック」→「ブロック」→「ディグ」の、6つのベーシックスキルがあります。どのようなチームであっても、常にどのスキルに重点をおいて練習をしているのか、考えながら指導しているはずです。

カバー記事では、北京五輪で金メダルを取ったアメリカ男子が統計学を駆使して、どのスキルの練習を重点的に行ったか、また、その基礎的な考え方を紹介しています。

さらに、JVCAで行ったアンケートを基に、小学生、中学、高校、大学など、各カテゴリーの指導者にどのような背景から、なぜそのスキルを強化しているのか、回答をいただき、男女差や年代ごとに、傾向があることを調べた内容も掲載しています。

2017年の春高に出場したチームの監督にも同様の質問をし、さらにはそのためにどのような練習をしてきたかを、答えてもらいました。高校の強豪チームでも、いろいろな考え方があることがわかります。ご協力いただいたチームと指導者は以下の通りです。
[男子]
駿台学園高校・梅川大介氏(優勝)
東亜学園・佐藤俊博氏(準優勝)
一関修紅・高橋昇禎氏(同校初のベスト16)
福井工大福井・西田靖宏氏
[女子]
下北沢成徳・小川良樹氏(優勝)
鹿児島女子・神川尚彦氏(3位)
八王子実践・貫井直輝氏(ベスト8)
土浦日大・石崎吉宏氏

鹿屋体育大の濱田 幸二監督・坂中 美郷コーチには、同大学女子バレーボール部が2016年の全日本インカレ優勝に向けて、詳細に分析した内容と実際に行った練習、そして、その結果、どのようにパフォーマンスが向上したか、寄稿していただいています。ブレーク率を向上させるための一連のプロセスとその考え方は、参考になるはずです。

特集のトリとなる記事では、東京都市大塩尻の岡田隆安氏にサーブ強化の重要性について執筆いただきました。試合でも重要視されるスキルのサーブが、メンタル面やスパイクにも関連することから、特に重要視すべきスキルであることを説明していただいています。

【CPV107号冊子版】
http://ec.volleyball.ne.jp/p/10938

【CPV107号PDF版】
http://ec.volleyball.ne.jp/p/10939

【CPV107号冊子+PDF】
http://ec.volleyball.ne.jp/p/10940