キャンプ場には3時過ぎくらいに着いたのだろうか。受付を済ませ売店を兼ねた休憩場でおばあさんにいろんな漬物をご馳走になった。
テントサイトは砂利道を50mくらい登った場所に決めた。今朝、ここのキャンプ場に予約を入れたときに学生の音楽サークルがあり少し騒がしいかもしれないが大丈夫ですか、と訊ねられた。アフリカ民族音楽のような打楽器の音が聞こえた。その音は就寝時間まで聞こえていた。
メニューは覚えていない、たぶんいつもの通りバーベキューにビールだろう。ちゃんちゃん焼き?かな。アルコールは他にワイン、これが僕のキャンプの定番。
食事のあとは温泉。受付をしたときに貸切の予約を済ませておいた。
マグライト1個を持って二人てくてく歩いた。夕闇が迫る時間だ。
大人10人入れそうな大きな湯船だった。
彼女はここに来るとき一冊だけ本を持ってっていいか聞いた、勿論、勉強するために。でも、帰るまで1ページも開かなかった。