おはようございます。

 

さて、安直すぎるタイトルですが、タイトルから想像されるような嫁姑間の戦々恐々とした争いごとは起きておりません。

 

義母さんは、基本的に良い人です。

ただ、ちょっとだけ、ちょーーーーっとだけ、

鬱陶しいのです。

 

今回は、ピュアな姑の悪気ないありがた迷惑と腹黒嫁の他意に溢れた建前の

仁義なき戦い

そして、もったいぶっているうちにそもそもお伝えしていなかったことすら忘れてしまった私の夫は誰か問題と一緒に紹介していこうと思います。

 

夫はすでにブログに登場している人物とだけ公開しておりましたが、おそらく私のブログを長らく読んでくださっている方はおおかた予想がついているかと思います。

ユウ君の告白③~過去回想1~

アメンバー限定記事となりますが、この記事内にて紹介いたしました、良い男を落とすためだけに我が社に舞い降りてきた刺客、ブドウ女からのお手紙大作戦を、言葉の通りビリビリに破り捨てた男。

石田さんです。

 

ノンスタイルの石田さんを少し鋭くした感じ、とご紹介していましたので、今後は夫、若しくは明くんという呼び名で登場してもらおうと思います。

 

夫の実家は中国地方の中でも田舎の方にあります。

ご挨拶に行ったのは12月のクリスマスシーズンだったのですが、その際、ちょっと不安になる片鱗が見えたのです。

 

義母は元々中学校の音楽の先生で、引退した現在もボランティアで介護施設等でピアノを演奏したりしているとのお話でした。

私は楽器はからっきしダメで、中学校ではリコーダーのテストが出来なさすぎて内申点目当てに音楽の先生に媚びるという禁じ手を使うほどだったため、素直に楽器をされている方は尊敬できますしお話が面白くて、色々と質問しながらお話を聞いていました。

 

自分で言うのもなんですが、気に入ってくれていそうだなと感じました。

というかそもそも、義母も義父も他人に対して悪意がないタイプなため、よほどのカスでない限りウェルカムな雰囲気だったと思います。

 

そうして終始和やかに進んだご挨拶でしたが、義母が何かを思い出したように、急に席を外しました。

奥の部屋で何やらガサゴソとしてから両手に持っている何かを背中で隠しながら出てきた義母は、私の目の前に立ちます。

 

(義母)「さぼさん、これ❤️」

 

風を切って私の目の前に突きつけられたのは、

手持ちの鈴。

※リングベルというらしいです。

 

気まずそうにもうほぼ残っていないであろうコーヒーを啜る明くんの横で、引き攣る笑顔で鈴を受け取った私。

 

それだけではとどまらず、義母はもう片方の手で持ってきたカードのようなものを裏にしたまま配ります。

そっとカードを表にした私は、この後起こる惨劇を想像して明くんに視線を向けますが、明くんはもうすでに空っぽのはずのコーヒーカップに口をつけたまま絶対にこちらを見ません。

 

そんな二人の無言のやり取りには気付かない様子で、義母は私が恐れていた提案をします。

 

(義母)「みんなで、ジングルベル歌いましょう!!!!」

 

続きます!