妊娠中、おそらく混雑時に後ろの人をイライラさせるであろういくつかの傍迷惑なカスタマイズにハマっていた私。

検診後のスタバで、思わぬ偶然に出会します。

 

「えーと私はカフェモカのホット、Tallで、デカフェ変更と豆乳変更で!あ、あとシロップ少なめで…」

 

迷惑系カスタマイズがダダ被り。

 

思わず振り向いてしまった視線の先には、見慣れたご夫婦が・・・

 

(私)「あっ・・・」

 

(ハナさん)「あっ・・・!検診、一緒ですよね?」

 

(私)「あ、はい!そうですよね、いつも待合室でお見かけするので・・・」

 

まさか毎回自分たちのお花畑マウント談義に聞き耳を立てられているとは夢にも思わない様子で、ハナさんご夫婦は注文を済ませ、ニコニコとこちらに近づいてきました。

 

(ハナさん)「検診、疲れちゃいますよねぇ。」

 

(私)「本当ですね、来るだけでも疲れちゃうし、あちこち検査するのもなんだか慣れなくて。」

 

(ハナさん)「わかります!婦人科検診なんて、一年にするかしないかくらいだったのにって感じですよね!」

 

・・・なんだ。話してみると、普通にいい人じゃん。

と思い、暫く世間話をしていたのですが、使っている交通機関の話になったあたりから、マウント気質の片鱗が見え始めます。

 

(私)「いつもバスで来ているんですけど、本数も少ないし、座席が少ないので時間によっては座れなかったりして・・・」

 

(ハナさん)「え!バスで来てるんですか!うちは毎回タクシーですけど、一般家庭だと毎回は嵩んじゃいますもんねぇ。帰りもバスですか?」

 

(私)「あ、今日はまっすぐ会社に行くので、この後は地下鉄です。」

 

(ハナさん)「ええ!???働いているんですかー!????」

 

大袈裟に驚くハナさんに驚く私。

 

(私)「え?は、はい・・・」

 

(ハナさん)「あーでもやっぱりそういう人多いんですかね?この病院、有名だし、入院費とか高いですからね!!!!」

 

確かに私が出産した総合病院は24時間無痛分娩対応、そのほか持病があったり高齢出産等のハイリスクな妊婦も積極的に受け入れているところだったため、出産にかかる費用は他の病院と比べて高かったんです。

実際に出産育児一時金の50万円では賄えず、そこそこ手出しがありました。

 

とはいえ、命懸けの出産かつ赤ちゃんの命だって守らないといけないわけですからね。

安心を買うという意味でも、数十万の手出しは覚悟の上でしたし、母親学級なんかで交流した他の妊婦さんとお話する限りでも、私たち夫婦と同じ理由でその病院に決めた共働き家庭は多かったように思います。

 

その後の会話で、ハナさんのご主人は会社を経営されていることや、ハナさん自身も実家がお金持ちで結婚以来ずっと専業主婦をされていること、私たちが同い年であること等がわかりました。

 

…さて、なかなか表題の件に入らないなとイライラしている方もいらっしゃると思いますので、その他の世間話は飛ばしましょう。

迷惑系カスタマイズのカフェモカもそろそろ無くなりそうな頃合いになると、ハナさんが目を輝かせながら切り出しました。

 

(ハナさん)「さぼさんは、カトパンの妊活の噂ってどうおもいます!?」

 

待ってました❤️❤️❤️

 

続きます!笑