おはようございます!

 

さて、出産をして子供ができて精神的にすごく変わった!というお話をたまーに耳にしますが、私は正直そんなに変わっていません笑。

息子という自分よりも優先すべき存在ができたことには感謝ですし、それに伴う責任も感じていますが、相変わらず人の悪口は大好きだし、息子が寝ていたり、どうしても外出の予定がある際にはシッターさんに用事の時間よりも少し長めにお願いして、ちょこっとお茶をしたり買い物をしたり、自分時間を楽しむこともあります。

 

とはいえ、

産後一ヶ月はなかなかハードな日々でした。

 

分娩時に息子の呼吸が少し弱くなってしまったこともあり、早く出さないと!とがっつり会陰切開をされ(呼び方が合っているかはわかりませんが、損傷レベル1〜4中、最大の4だったらしく、担当のお医者様より「麻酔が切れたら痛いから覚悟してね」と言われました)、輸血まではいきませんでしたが出血もそこそこ多めだったので、産後はまさに満身創痍。

加えて息子がNICUに入院していたため、私自身が退院後もしばらくは通院しなくてはいけませんでした。

 

通院にはバスを使っていたのですが、出産前はマタニティマークがあったため、堂々と優先席に座っていたんです。

ただ…もうお腹の中に守るべき命はなく、ちょっと股が痛くて歩き方が変なだけの30半ばのおばさんが優先席に座っていたら…

ただのガニ股の図々しいオバはんの完成です。

 

ガニ股のおばさんなんていくらでもいますから、普通の人が見たら、「あ、この人産後なのかな」とは思いませんよね笑。

そもそも私が使用していたバスは地域バスのような小さな車体で、通っていた総合病院への通院でそのバスを使用しているお年寄りの方も多かったため、そのような方々を差し置いて優先席はもちろん、普通の席に座っていても、譲る側に回っていました(まぁ、座ったら座ったで痛いんですけどね…)。

 

私は妊娠初期から臨月までずーっとつわりに悩まされていましたし、あまりお腹が目立たなかったこともあって、言わなければ妊娠に気付かれないことが多かったんです。

そのため、公共交通機関を使用する際のマタニティマークは非常に有り難かったのですが、欲を言えば…

産後マークも欲しい!!!!!!

 

産後、もちろんお腹の皮はダルダルですが、服さえ着てしまえば妊娠前の体型に見えますし、外から見て、「あ、あの人妊娠してるのかな?」はあっても、「あの人産後かな?」とは絶対に意識がいかないと思うんですよね。

 

そもそも産褥期にあちこち出歩くな、ということなんでしょうが、上のお子さんがいらっしゃる方だったり、第一子でも私のように通院が必要だったりそうもいかない状況はいくらでもあるわけで…

 

なんてぐちぐちとオチのない話をさせていただきましたが…

 

数年前までは公共の場で見ても特に何も感じなかった、なんなら自分には縁がないと思っていたマタニティマーク。

いざ自分がつける立場になり、その恩恵を受けてみた結果、感謝の気持ちと共に…

新たな欲が出てきたというお話でした笑。

 

人間の欲というのは恐ろしいものですね。

…という小話を挟みつつ、次回、カトパンにマウントをとる女の話の続きをさせていただければと思います。