前回記事ではほぼ予告のみとなりました、カトパンにマウントをとる女シリーズ。

 

私の母がほんまでっかTVが好きで、当時アシスタントをされていた加藤綾子さんを「可愛い」「可愛い」と言っていたことがきっかけで、私も加藤さん、好きだったんです。

可愛らしい見た目とそれにマッチした立ち振る舞いに加えて、たまに垣間見える少しギャルっぽい感じも好きでした笑。

そして、ご結婚されてからは仕事をセーブしていましたね。

 

先の記事で紹介した女性とは、そんな加藤さんに関してファン?の間で妊活(妊娠)説が囁かれていた時期に妊婦検診で知り合いました。

脳内お花畑ということで、そのまま「ハナさん」とします笑。

 

このハナさん、初対面の時からちょっと様子がおかしかったんです。

 

私が通っていた総合病院は、感染対策で原則妊婦健診の付き添いが禁止でした。

その旨は割と各所に書かれているのですが、このハナさん、私が知る限り、ほぼ毎回旦那様と一緒に健診に来ていました。

(曜日ごとに担当医師が違うこともあり、基本的に初めに通院した曜日+同じくらいの時間に通うことになるため、週数もほぼ同じハナさんとは毎回のように顔を合わせていたのです)

 

そして、旦那様との会話は毎回のように

赤ちゃんの名前候補(勿論軒並みキラキラネーム)

 

このキラキラネームもなかなかのものでしたが、こればっかりは各ご家庭の方針ですからね。

ただ、お互いが考えたキラキラネームの候補を一通り発表した後に必ずと言っていいほど話題にするのが、

 

カトパンへのマウント。

 

「カトパンってやっぱり不妊治療してるのかな!?私の年齢ならともかく、カトパンの年齢から不妊治療して結果ちゃんと出るのかな!?」

「いくら若く見えてももう30代後半だからね〜。旦那さんは前妻との間に子供いるみたいだから、苦戦してるのはやっぱりカトパンのせいじゃない!?」

「自分の美容にばっかり金かけていざ結婚したら子供産めないって、女としてはどうかなって思っちゃうよね〜!」

 

マウントというより、ほぼほぼ悪口ですよね。

 

なんというか…

たかだか数個しか年齢も変わらない、容姿も年収も人脈も(なんなら旦那のスペックも)到底敵わないであろう有名人気アナウンサーを相手に、先に妊娠できたことだけを心の支えにして産婦人科の待合室で大声で個人名を出して悪口を言う…

 

滑稽だな・・・と思ってしまったわけです。

 

妊娠して幸せいっぱいであろう時期に、身近でもない他人がどうこうなんて気にならないですからね、「あまり幸せじゃないのかな・・・」と思いつつも、つわりがしんどくてストレスMAXだった私にとって、

ニヤニヤ他人の不幸は蜜の味ニヒヒ

 

・・・と、いうことで、それからというもの、ハナさんご夫婦の会話をニヤニヤしながら盗み聞きをしていたわけですが、ある日の検診で、私とハナさんとの意外な共通点が明らかになるのです。

 

私はいつも午前休をとって通院し、検診が早めに終わると病院近くのスタバで少し休憩してから出勤していました。

しかも妊娠中、ちょっと凝ったカスタマイズにハマっていて、いつもはモバイルオーダーでポチポチしていたのですが、その日はたまたま店頭で注文したんです。

 

「カフェモカのホット、Tallで、デカフェと豆乳変更してもらって、ライトシロップで…あ、あと…」

 

店員さんが面倒くさそうにあれこれ変更をしてくださり、会計を終えて受け取り口の方に向かっていったところ…後ろに並んでいたお客さんの声が聞こえてきました。

 

「えーと私はカフェモカのホット、Tallで、デカフェ変更と豆乳変更で!あ、あとシロップ少なめで…」

 

ん???????

デジャブ????????

 

という顔がシンクロした私とスタバの店員さん。

 

続きます!