自転車で走っている途中、菜の花を見つけました。もう春なんだとはっとしました。
昨年の暮れからひたすら活動を続けて来た私には、季節を感じる余裕もありませんでした。そういえば朝も暖かくなり、駅頭でチラシをお渡しする手もかじかまなくなりました。
柄にもなく、菜の花をうたった俳句を探してみました。すぐ浮かぶのは、学校で習った「菜の花や月は東に日は西に」(与謝蕪村)ですが、結構たくさんありました。




その中で気に入った一首。

菜の花といふ平凡を愛しけり 富安風生

作者は戦前の逓信官僚にしてホトトギス派の俳人。昔の官僚はすごかった!?