心中(古めかしい言葉だけれど)が拳銃で遂行されることは観客は知っている。そこを利用して三幕までをもりあげてゆく演出で小道具の使い方が演劇的である。拳銃はもちろん、恋文ほかなど。

 

月曜日の昼間なので ゆったりした横浜ららぽーとの座席も半分以下の入り!

主役のスティーヴン・マックレーが何と言っても魅力的である。マノンの時も思ったけど、サラ・ラムも絶頂と言って良い。ケネス・マクミランがバレエ化を思い立ったのが、テレンス・ヤング監督/フランシス・レイ音楽の1968年の映画であったのなら、印象的な雪の場面は出てくるのかと思っていたが、それは冒頭の埋葬の場面で暗示されるだけ。