悲報
あやりんさんが亡くなりました。
私は姉の四十九日を終えるまで、ブログをお休みするつもりでいました。
しかし3月12日にあやりんさんがご逝去されたとの連絡が入り、
あやりんさんのご冥福をお祈りするとともに、あやりんさんを忍びたいと思います。
以下はあやりんさんが亡くなった時に渡してほしいとあやりんパパさんに託された手紙です。
ご興味のない方はスルーしてくださいね。
*********
おくんちゃんへ
おくんちゃんがこの手紙を読んでいるということは、私は
もうこの世にいないということですね。
驚かせてごめんなさい。
実はとてもお世話になったおくんちゃんに感謝とお別れ
を伝えたくて、私が天国に旅立ったあとにこのお手紙が届
くように手配してありました。
病気のことは詳しく伝えてなかったから、おくんちゃんは
きっと「どうして!」と思っていますよね。
きっかけはクーラーの室外機に左足首を強く打って骨折
手術をしたことでした。その時に足の骨の一部を生理検査
に出したところ、骨肉腫を患っていると判明して、一通り
検査をした結果、全身ガンに侵されていることがわかり
ました。余命1年と言われ、ホスピスに入ることも考え
ましたが、自宅で…主人の傍で過ごしたいという私の希望
を聞き入れてもらって、主人に看取られたことを幸せに
思っています。
おくんちゃんと出会ったのは今から5年ほど前、私が
パピヨンの鈴を飼い始めたことをきっかけに書き始めた
ブログの中でしたね。
パピヨンの飼い主初心者の私は、大先輩のおくんちゃんに
育て方を相談したり、教えてもらったり。最初のころは犬の
事が多かったけれど、だんだんとお互いのプライベートな
事も話すようになりましたね。おくんちゃんが畑で一生
懸命野菜を作っていること、18歳まで長生きした愛犬リーベ
ちゃんとのお別れと新しい家族になったメルシーちゃんの
こと…。リーベちゃんが旅立った時は、すぐに奈良まで
飛んで行ってお線香をあげたかったし、何よりも悲しみに
くれるおくんちゃんに寄り添いかったです。
いつの間にか、おくんちゃんとの楽しいやり取りは、私の
生活に欠かせないものになっていて、一人っ子の私にとって
優しくて頼りになるおくんちゃんはお姉さんのような存在
になっていました。
体調が悪い時、私を気遣ってくれる思いやりや励ましに
どれだけ救われたかわかりません。
おくんちゃんはブログの最後に「明日はよい日であります
ように…」とみんなへの感謝の言葉を綴る、本当に優しい
人です。そして、自分の考えをしっかりと持っていて、言う
べきことははっきり言葉にできる強い人でもあり、諭す
時は、柔らかい言葉を選んで、温かく包んでくれるような
愛情深い人でもあります。
一度だけでもお会いして、たくさんおしゃべりしたかったです。
もうかなわない夢になってしまったけど…人としても、女性と
しても、飼い主としても、心から尊敬できるおくんちゃんに
出会えた私は本当に幸せ者です。
もしかしたら、今まで手術や病気の治療を頑張ってきた
私の人生の最期に、神様が「おくんちゃん」という最高の
贈り物をしてくれたのかもしれませんね。
鈴は主人と何度も話し合って、里親に託しました。
私たち夫婦が心から愛してやまない癒しの存在だった鈴
とのお別れは、本当に辛く悲しいものでしたが、今はその
決断は間違っていなかったと信じています。
これからも愛犬メルシーちゃんと一緒に元気に過ごして
くださいね。おくんちゃんの末永いお幸せを心から祈って
います。
葬儀は密葬で終わっていると思うので、御香典やお供え物の
お気遣いは一切必要ありませんよ。
これだけは絶対に守ってくださいね。
最期にありったけの思いを込めて…。
大好きなおくんちゃん、本当に…本当にありがとうございました。
またいつか会える日を楽しみに…さようなら。
あやりんより
*********
あやりんさんのお手紙をここに残して
あやりんさんを忍びご冥福を心からお祈りします。
あやりんさん、安らかにお休みくださいね。
「明日もいい日でありますように」