母: りっちゃん、ギュー!
リーベ: 母ちゃん、痛いよ。
母: ごめんごめん。
リーベ: どうしたの?母ちゃん。
母: 毎日が忙しくて、思わずりっちゃんをギューとしたくなったよ。
リーベ: そうだね、母ちゃん忙しそうだね。
母: 畑も種まきしたら、水もあげなきゃいけないし。
リーベ: いろんな野菜の芽が出て、楽しみだね。
母: りっちゃんの好きなトウモロコシや、枝豆もあるよ。
リーベ: わぁ~い!早く出来ないかなぁ~
母: 畑はなるべく午前中で終えて、昼からはりっちゃんの愛した庭のお花の手入れだよ。
りーべ: うん、庭のお花もずいぶん増えたね。
母: りっちゃん喜んでくれる?
リーベ: もちろんだよ。お花がいっぱい嬉しいよ。
母: そろそろ夕飯の支度だよ。
リーベ: ごちそういっぱい作ってね。
リーベとこんな会話をしていたら、また思い出して涙が出てきます。
リーベが生まれこの手で育て、若く元気リーベなとたくさん旅行や散歩に行った楽しく幸せだった日々。
リーベが介護生活になって、こんなふうに食事の介助をしたり、オムツを替えたり
リーベを介護する日々がどれほど幸せだったかと。
傍にいてくれるだけ、ただそれだけで幸せだった。
りーべ、りーべ、りーべ、何度でも呼ぶよ、帰ってきてと。