廃棄物の有害特性に応じた排出方法

続きです。

酸化性を有するもの

それ自体には必ずしも燃焼性はないが、酸素を発生することにより他の物質を燃焼させたり、熱・衝撃・摩擦等によって分解し他の物質の燃焼を助けたりする物質を有する廃棄物を排出する場合は、

・分別排出
・他の廃棄物(特に可燃性物質や還元性物質)との混合処理を避けるための考慮
・加熱・衝撃防止

等の対策を施すこと。
硝酸塩や過塩素酸塩等の危険物第1類および過酸化水素等の危険物第6類に分類されるような物質を含む廃棄物が該当する。

有機過酸化物を含むもの

 2価の―O―O―の構造を含む有機物質は熱的に不安定であり、発熱を伴う加速的な自己分解を行う物質である。
したがってこれらの特性を有する物質を含む廃棄物を排出する場合には、

・分別排出
・他の廃棄物との混合処理を避けるための考慮
・加熱・衝撃防止
・少量単位に小分け

等の対策を施すこと。
過酸化ベンゾイル等の危険物第5類に分類されるような物質(有機過酸化物)を含有する廃棄物が該当する

続きは次回です。

奥興業
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